オ〜〜 ページ8
そして連日叔父様とダディーは
なにかしら話し込んでいた。
その内容は聞けなかったけど
なんかちょっと重そうな感じがしたので
外出も控えていた。
そして昨日叔父様が帰っていったので
青いドレスに身を包んで森へと入る。
やっぱり歩いているといつの間にか人間の世界へ
紛れ込んでいた。
キョロキョロと辺りを見渡して人間化をすれば
青い光がちりちりと散らばった
肌を見ればちょっと小麦色
髪の毛の色はそのままだが頭を触れば角がなくなっていた
はじめて人間化してみたけど上手くいったようで良かった
変身は初めてだから緊張もしたけど。
うんうんと頷きながら自身の腕を見る
「…A？」
「！」
人間がいる世界で私を呼ぶ声はただ1人
あの少年のはずだ。
嬉しくなり後ろを振り返ろうとすると
腰に手を当てられ左手をとられ抱き寄せられた
「…え！！！！」
「あぁ、会いたかったですよマイディア
以前より早く来ていただきましたが
それにしても随分遅いです」
片眉を上げ口角を上げて言うのは
前回のときよりかなり身長が伸びていた少年だった。
いや、もう青年…？
ぱくぱくと口を開いては閉じてを繰り返し
目を見開いて絶句した
「どうしました？
そんなに私の顔が気になりますか？
アナタのお気に入りの顔ですが何か問題でも？」
「！！！！」
な、ななな！
何を…言っているんだ…
「あ、あなた…あの少年なの…？」
絞り出した言葉を聞いて少年だったものは
つまらなさそうに口を尖らし
わざとらしくため息をつき肩をすくめた
「そうですが？」
「わぉ……信じられないわ……
あの少年が………こんな…………」
「魅力的？」
「……………」
自信満々に答える青年に
思わず瞬きを数回してしまった。
「あ、あなた…年は今年でいくつに…？」
「まあ、いいでしょう
18になりますが何か引っかかることでも？」
「…え、いや…そう……あの坊やが…もう18に…」
衝撃的なことに脳の処理が追いつかないが
あんなに小さかった坊やが…
もう、こんなにまで成長してしまったのね
その事実が凄すぎて…
右手で青年の前髪を少し撫で付けると
青年はくすぐったそうなリアクションをする
「時の流れは速すぎるわ
青年、すくすくと育ったことにおめでとうと言うわ」
「それはありがとうございます
ですがそれより一つお願いしても？」
「…何かしら？」
「私にはアラスターという名がついていますので
今後少年やら青年やらで呼ぶのは控えてください」
アラスター…？
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どどんこ(プロフ) - ：柄乃空ちゃん：さん» ありがとうございます。柄乃空様！拙いものではございますが少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。また、返信遅くなりましたこと申し訳ございません。引き続きよろしくお願いいたします (4月21日 22時) (
レス) id: c5997018ae (このIDを非表示/違反報告)
：柄乃空ちゃん： - 神作の予感✨更新頑張って下さい！ (2月16日 2時) (レス) @page1 id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どどんこ | 作成日時：2024年2月15日 22時
