ハロー！！ ページ4
「はぁ〜！！美味しいわね
昔は食べれなかったけれど
今の身体では普通に美味しくいただけるんだから
感謝しないとね」
「おいしいの？」
「ええ。そりゃあ！勿論
やっぱりジビエはいいわね…あら…？」
少し高めの声が聞こえたと思ったら
15歳くらいの男の子がこちらを見ていた
「あらあら？
恥ずかしいところを見せたわね…
私はAっていうの
坊やはどこからきたのかしら？」
ちょっと貴族らしくカッコよさげに
ポーズをとって問えば少年はきょとんとして
次には笑顔で首を横に振った
あらやだ、この子イケメンね
「A、前にも会ってますよ
あの時はまだ今よりも幼いですけど。」
「……？」
会ってる…ですって…？
でも人間界で会ったことがある人間なんていないわ
突然のことに戸惑うが
人間界であったことがある人間が一人だけいたことを
僅かながら思い出した
…いや、待てよ
え？そんなまさかこの子
「待ってありえないわ
だってあの時の坊やはまだこんなにちっちゃくて
キュートだったわ
今のあなたも小さな坊やだけれどもそんな短期間で…」
「はっ！面白いですね
そんな小さくはありませんよ」
そう笑いながら言う彼に
たしかにそうだなと思った
指をキュッとして1センチもないぐらいの表現をした。
たしかにそれはあまりに小さすぎる。
いやでも私にはそれぐらいの印象なのだから
そもそも比喩だし…
いやそれにしても
そんなに時間はたっていないはずなのに
今の坊やを見る限り10年ぐらいは経っていそうだ
片眉を上げながら少年を見つめるが
たしかに坊やの面影はある
「失礼。
それにしても成長がはやいわね、不思議だわ」
「いたって普通ですよ」
「あらそうなの？
ん〜、もう随分と感覚がなくなってきているから
少し怖いわね」
「やはり、悪魔だと感覚が違うんですかね」
「そうなのかもしれないわ…かなり昔、え？
悪魔？いやいや坊や違うわ」
NO,NO NO NOと言っても少年は笑顔のまま
これはしくったわね
「！」
ハッとなって恐る恐る自身の頭上へ手を伸ばす。
やはり立派な角が生えている
「いやね、坊や これはコスプレというやつよ
仮装よ仮装。ハロウィーンも近いじゃない？」
「五月ですよ」
「ｳｯﾌﾟｽ やっぱり早めに衣装調整は必要でしょう？
このワタクシを見て、
この髪…この白…しろぉ〜…くした肌！
真っ赤なお目目はコンタクト
おっと失礼 まだこれはこの時代にはなかったかしらね
特殊なお化粧よ」
手をひらひらさせてそう告げた
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どどんこ(プロフ) - ：柄乃空ちゃん：さん» ありがとうございます。柄乃空様！拙いものではございますが少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。また、返信遅くなりましたこと申し訳ございません。引き続きよろしくお願いいたします (4月21日 22時) (
レス) id: c5997018ae (このIDを非表示/違反報告)
：柄乃空ちゃん： - 神作の予感✨更新頑張って下さい！ (2月16日 2時) (レス) @page1 id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どどんこ | 作成日時：2024年2月15日 22時
