ハッピーデイ〜！ ページ2
足早に両手をあげながら城から出てきた。
すぐ近くに森への入り口があるので迷わずそこへ向かう。
森は鬱蒼としており
なんだかお化けかなんかが出てきそうだ。
「外…！外！！外だわ！！！
あ〜！！もうなんて素敵なのかしら！
歌でも歌いたいぐらいよ！」
目を閉じくるくると両腕を広げながら回る。
ひとしきり笑って両腕を胸の前に持ってきて
両手を握る。
「ん〜！！！良い空気、森林の匂い！
私、歩いてるわ〜〜！！はぁ〜！
今日はなんて良い日なn((ｺﾞﾂｯ¡! ﾌｷﾞｯ‼︎」
木にぶつかってそのまま尻餅をつき
反射的に鼻をさすった
「痛…くはないけど…、わーん！恥ずかしいわー！
もう、私ったら嫌だわ…」
調子に乗ってぶつかるなんて最悪と思いながら目を開けて
ぶつかった木を見ると結構凹んでいた。
それを見て流石悪魔だなと思う。
「はぁ…」
とにかくお城じゃなくて良かったわ
こんなところ誰にも見られたくないもの
「……」
「…？」
なにかしら…いや、気のせいよ
視線なんて感じないわ
そんな嘘よ嘘 ありえない
いくらフラグを立てたからってそんな…ねぇ？
「……」
「……………」
いやいや、子供なんか私には見えない。
いや、というかどこまで見られた？
てか、いやまて嫌に人間っぽいな？
「……？」
「………はぁーい、坊や……」
待て待て人間じゃないか？
目をガッチリ合わせたらくりくりのお目目を
パチパチさせて首を傾げてきたぞ
ベージュの肌に優しい茶色の髪
爪はとんがってなければ眼球も普通
ツノも生えてないし尻尾もない
奇抜な服でもない
「？」
「ごめんなさいね、私Aっていうの
坊やは一体どこからやってきたの？
見たところ1人のようだわ」
そういえば坊やはパチパチ瞬きして笑顔になった
「はーい。ここはいつも遊んでる場所で
いつもひとりだよ」
「あ〜む〜、そう、そうなのね！」
こんな小さい子がこんな森の中…
あれ、
近くに沼地なんて、あったかしら？
まあ、いいわ
「おこがましいことかもしれないけど
森、ましては近くに沼地があるから危険がいっぱいよ
いつも遊んでいて大丈夫と思うかもしれないけど
じゅうぶんに気をつけるのよ」
そういえば坊やは考えるそぶりをして
すぐに肩をすくめた
「もちろん、気をつけるよ。
でもAはどうしてここにいるの？」
「え！？どうしてって…
ずっと家にいたから外に出てきただけよ
それにここは比較的家から近いの」
「ふーん？」
おや、あまり納得してないな？
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どどんこ(プロフ) - ：柄乃空ちゃん：さん» ありがとうございます。柄乃空様！拙いものではございますが少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。また、返信遅くなりましたこと申し訳ございません。引き続きよろしくお願いいたします (4月21日 22時) (
レス) id: c5997018ae (このIDを非表示/違反報告)
：柄乃空ちゃん： - 神作の予感✨更新頑張って下さい！ (2月16日 2時) (レス) @page1 id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どどんこ | 作成日時：2024年2月15日 22時
