ハッピーデイ ページ1
死因はわからない。
でも事件に巻き込まれたとか、そんな大層なものじゃないことだけは断言できる。
現代の日本で過ごしていた私はいつの間にか死んでて
そして…
「マイディアベイビー」
「…ダディー、もう赤ちゃんじゃないわ私」
赤い目だが瞳孔がなく、口の形もなく
ツノが生えて真っ白い肌の悪魔の娘になっていた。
「はは、いつまでも赤ん坊さ」
「んもう」
いつの間にか生まれ変わっていてかなりビックリしたし
自分が悪魔になるだなんて…！
別に生前悪行をはたらいたわけではないのに！
「私は仕事で書斎にいるが
いつでも入ってきて大丈夫だからな」
ダディーのその言葉を聞いて眉を下げる。
ったく、位として高い地位にいるのに
なんでこんなにも過保護なのかしら
「…わかったわ でも大丈夫そうよ
今日は…森まで、行ってみようと思うの」
「なに！？森だと！？
A…危ないから城の中にいなさい」
「もう…ダディー！
私もう子供じゃないわ！！
もう産まれてから700年以上たってる！！
700年よ！！」
この地獄に産まれてから700年
気が狂いそうなほどの年月だが
ダディーや召使いにダディーの部下がいたため
正気を保っていた。
しかし流石に一度も自分の足で外に出たことがないなんて
もう耐えられそうにない
いっつもテレポートだし
ダディーの友人に会いに行くときだけだし！
「！！しかし、だな…！
森には他の糞みたいな奴らもいる
心配なんだ…」
「わかってるわ
ダディーからたくさん愛されてるから…
でも外に出たいの…」
萎れてるダディーの姿を見て
食卓の椅子を降りてドレスを踏まないように立ち上がる。
「ねぇ♪聴いてほしいの♪
愛情をたっぷり受けて育ったわ♪
感謝してる♪でも外に出たいの〜♪
自分の脚で〜♪」
「外は危険だ…
たくさんの危険で溢れている♪
心配でたまらないんだ♪」
歌で想いを伝えればダディーもそれに歌で返してくれる
産まれてから300年までは恥ずかしくて
歌えなかったが今では吹っ切れて歌えている。
「大丈夫 心配いらないわ！
だって私はダディーの娘♪
レヴィアタンの娘なのよ♪
ねぇ！ダディーお願い〜♪」
「…はぁ、わかった。
だがしかし3時間以上森にいることを禁ずるからな
はぁ…お前が外にいだく憧れに対して嫉妬で
どうにかなりそうだよ」
「わぁ！！ダディー！！
ありがとう！！愛してるわ！！」
案外すぐに許可がおりた！ラッキーだわ！
気が変わらないうちに出掛けないと
「あぁ、私も愛してる」
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どどんこ(プロフ) - ：柄乃空ちゃん：さん» ありがとうございます。柄乃空様！拙いものではございますが少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。また、返信遅くなりましたこと申し訳ございません。引き続きよろしくお願いいたします (4月21日 22時) (
レス) id: c5997018ae (このIDを非表示/違反報告)
：柄乃空ちゃん： - 神作の予感✨更新頑張って下さい！ (2月16日 2時) (レス) @page1 id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どどんこ | 作成日時：2024年2月15日 22時
