アイドルだって・・２【Hokuto.M】 (ページ45)

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数ヶ月前、強がった自分のこと殴ってやりたいくらい、

おかしいな。

ちゃんと自衛、できてはずなんだけどな..

毎週月曜日10時、この時間は好きなことをなんでもしていいことにしてる。

お腹が空いてるなら甘いもの食べたっていいし、YouTube見たっていいし、昔の少クラを見たっていい

パックしてもいいし、ネイルしてもいい。

好きなことに没頭する時間。

...北斗くんの、

ドラマのことなんて忘れていい時間。

「Aちゃん、あのもう知ってると思うんだけど」

『ん？』

「その、ドラマが決まってね？
それが、あの..」

『月曜10時でしょ？おめでとう！
すごいね！！』

「あ、ありがとう。
んで、それ、ラブストーリー..なんだよね..」

『稔さんの次は柊磨くんかぁ、
またみんなをメロメロにさせちゃうんだろうなぁ..笑』

「どうだろね、楽しんでもらえたらいいんだけど。笑

それであの、あんまりAちゃんが見て気分がいいものじゃないかも、って言うかね」

いつかの冬の日。

ツアー真っ最中で忙しい彼からの電話。

ほんとは直接言いたかったんだけど、って前置きをつけてのドラマの仕事が決まったという報告。

私だっていつもだったら直接会っておめでとう！って伝えたいところだけど、今日だけは。

今日ばかりは電話でよかったなと思う。

『気にしてないよ、お仕事だもん笑
楽しみにしてるね？』

なんて思ってもないセリフ。

北斗くんと付き合うようになってから見る回数が格段に減ったTwitterも不思議と連日開いてしまう。

見なくていいってわかっているのに気がついたら調べてて。

【北斗ドラマラブシーン】

いつかは来るってわかっててもやっぱり、まだ受け止められないし、受け止めたくない。

こんなの、アイドルの彼女失格だよね

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