アイドルだって・・２【Hokuto.M】 (ページ36)

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なな「やばい吐きそう」

楓「強い気持ち！バクステ最前！！」

音「カエちゃん自チケじゃないからって..笑」

『自チケになった瞬間黙り込むからねこの人笑』

なな「ねぇ本当3人とも他人事すぎない！？」

そんなこんなで迎えた横アリ2日目昼公演。

私はいつもの3人と会場前にいる。

音「当ててくれただけで十分だよ？」

『うんうん、まさか復活当選すると思わないしね』

楓「復活当選でも席悪くないってななが言ってたんじゃん！」

なな「いやそう、そうなんだけど....」

『ね、この茶番いつまでする？
寒すぎて死にそう。もう入らない？』

音「それはそう。凍え死ぬ」

なな「入るか....あーーーー、ほんとやばい」

この3人と居る時だけは素の自分...オタクの自分でいられる。

久しぶりに会って話すとやっぱりそう感じてしまう。

きょもちゃん担の音ちゃんこと【neiro】

ジェシー担の楓ちゃんこと【カエ】

こーち担のななこと【73】

いつだって4人でオタクしてきた。

ななと学生の頃に出会った後、なな繋がりで音ちゃんと楓ちゃんとも出会い、気がついた時にはいつも4人で過ごしていた。

この3人にはいつか本当のことを話したい、そう思うもののその日は一生来ない....

その事実にどうしても胸が痛んでしまう。

それでもこれだけは譲れない。

⭐️昨日はいなかったね?今日だと思う。

この前のニュージーズの時に学んだ私は、カバンの中に入ったスマホの1番上にある名前を絵文字の星の絵文字に変えた。

だからってこのメッセージに返信するわけもなく。

楓「よし、行こ！」

なな「あーーー、スタンドだわ。終わった」

『まぁまぁそんな日もある』

デジチケを発券してる最中に1番前から聞こえる声にフォローを入れる。

発券時にチラッと見えることあるよね。

残念と思いながら内心ホッとする自分もいる。

付き合いはじめて初めてのライブ。

こっちもまだ心の準備なんてできてないんだもん。

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