アイドルだって・・２【Hokuto.M】 (ページ26)

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その後も頭の中は北斗くんが見学していたことでいっぱいで２幕はあんまり集中できなかった..

勘弁してほしい、ほんとに。

幕が閉じた後も規制退場を待つオタクは北斗くん見学の話で話は持ちきり。

みんな静かにしな..？って思いながらも何にも言えないのは私だってそれどころじゃないわけで。

音「大我くんに申し訳ないけど2幕集中できなかったーー笑まさか北斗が1人で見学来るなんてね！」

『ね、本当びっくり...』

音「オールナイトニッポンもそうだけど本当に最近メンバー愛強くなったよね、なんかあったのかな〜〜」

『えっ、あぁ..そうだね？』

音「白玖ちゃんもう本当に放心状態じゃんか笑
まぁ無理ないよねー笑」

横で音ちゃんはケラケラと笑っているけど、わかんないわかんないけど北斗くんがここに居るのはもしかしたら私が影響してるかもしれない。

もしそうだとしたら、嬉しい気持ちと複雑な気持ちで気持ちがぐちゃぐちゃだよ...

音「この後予定あるって言ってたよね？」

『あ、そうなんだけど...』

prrr

『あ...』

ちょうど会場を出たタイミングでかかってきた電話。

スマホのディスプレイには"北斗"の文字、急いで画面を掌で隠す。

っもう、なんで馬鹿正直に名前で登録してるの私...！！

音「電話出ていいよ！私こっちだから！」

『あ、うん！ごめん今日はありがとう！！』

スマホをタップして耳に当てる、反対の手で音ちゃんに手を振った。

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