BTSの長男の日常短編集 2

再会　2 ページ46

『』:ドイツ語 《》:英語
＿＿＿

JH「通り過ぎちゃった！ㅋㅋ」


どうやら話しているうちに部屋を通り越していたようだ。


⁇「そうよ〜。声がどんどん遠ざかっていくから何事かと思ってついつい出てきてしまったわ。」

頬に手を当ててコロコロ笑うこの人は…


「おばあちゃん…」

GM「久しぶりねヨンジュナ。元気そうでとは言えないけど…笑顔が見れて安心したわ。さあ、入って。おじいちゃんが待ってるわ」


車椅子に座る僕を上から下まで見てそう言う。ジナに押されて部屋に入ると数年前とあまり変わらない姿のおじいちゃんがいた。


「Opa nach langer Abwesenheit (久しぶり おじいちゃん)」

GF「Es ist lange her, Yeonjun(久しぶりだな ヨンジュン)Wie geht es dir?(元気にしてたか?)｣

「Nun ... nach und nach(まあ…ぼちぼち)」

TH「すごい…ヒョンがドイツ語しゃべってるとこはじめて見た…」

JM「うん…」

JK「わあ…」


マンネlineがぽかんと僕たちの会話を聞いている。


GF『びっくりしたよ！突然電話がかかってきたと思ったら孫がアイドルになっててしかもBTSだなんて！』

『僕も想像もしてなかったよ。僕がアイドルになるなんて…』

GF『なんで泣くんだよ！』


1度止まった涙がまた出始めてしまった。


GM『こんなに大きくなって…』

GF『なんでお前まで…』

おばあちゃんが僕を抱きしめて泣き、それを見たおじいちゃんも泣いてしまい、僕らは3人抱き合って泣いた。


・


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「みんなごめん。紹介するね。祖父のアレクシスと祖母のヨンヒだよ」

AX「Hi,I'm Alexis.(やあ、私はアレクシスだ。)Sorry,I can't speak Korean so I'll speak English.(すまない、韓国語は話せないから英語を話させてもらうよ)《まずは孫を支えてくれてありがとう。恥ずかしいことにヨンジュンが辛い時私たちは何もしてやれなかった。祖父として失格だな。仕事を優先にして息子たちの葬式にも出席しなかった。ああ、もちろんそのあとちゃんと墓参りはしたんだが…あれよあれよでヨンジュンと連絡が取れなくなって今に至ってしまった。本当にありがとう》

YH「あなたたちがいなかったらきっとこの子は今こんなふうに笑うことはなかっただろうしこんなふうに泣くことはなかったと思うわ。この子は昔から感情を隠すのが上手い子だったから…。本当にありがとう。そしてこれからもこの子のそばにいてあげて支えてあげてください」

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