BTSの長男の日常短編集 (ページ7)

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サイン会にて 1 ページ7

AM｢ヨンジュンオッパー！｣

｢ネー！｣

AM｢ハトゥヘジュセヨー！｣

｢ネー！｣

頭の上でハートを作って遠くからのarmyの声に応える。

そう今日はサイン会だ。armyと直接間近でお話できる特別な日。

しかし、いつもながらサイン会開始前は席順決めが難航した。ヒョンlineはローテーションで僕の隣に座ることになっていて今日はナムジュナらしいが、マンネlineはなかなか決まらない。お互い譲らないのだ。結局じゃんけんで決めるのだから、最初に話し合いみたいなのをする必要があるのかと毎回疑問に思う。白熱した取っ組み合いのけんか寸前までやるんだったら話し合いも何も無いじゃないか。僕の隣に来たいって言ってくれるのは嬉しいのだけれど…。

結局じゃんけんで勝ったジョングガになったみたいだが、今日はそれだけで終わらなかった。

JM｢ヤー！ジョングガ！お前この前もヨンジュニヒョンの隣だっただろ！｣

TH｢そうだそうだ！ヒョンに譲れ！｣

JK｢じゃんけんで決めたんですからうらみっこなしですよ！ヒョンならマンネに優しくしてくださいよ！なんならもう1回やります？まあ、どうせまた僕が勝ちますけど。｣

JN｢ヤー！ジョングガ！煽るな！そんなに揉めるんだったら僕がヨンジュナの隣に…｣

JM･TH･JK｢ジニヒョンは黙っててください！｣

JN｢はい。｣

ジナ。止めようとしてくれたのは良かったが、それは逆効果だ。

JK｢じゃあいきますよ。アンネミョンジンダカイガウィポ！やったー！ほら僕が勝つって言ったじゃないですか！｣

JM｢あﾞ？｣

興奮してきた3人を止めるべく間に入る。

｢はいそこまで。今日はジョングガが僕の隣ね。毎回そんなに揉めるなら僕の隣はヒョンlineで固めるよ。それが嫌ならもう少し穏便にやろうね。寝てる人もいるんだから。けんかするなとは言わないけどね。｣

もちろん寝てるのはユンギだ。昨日遅くまで作業をやっていたらしい。

JM･TH･JK｢ごめんなさい…。｣

｢ん。わかればいいよ。｣

しゅんとしてしまった3人の頭を順番によしよしと撫でた。

今思えばこの席に決まったのは運命だったのかもしれない…。