迷子 TH side 2 ページ20
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いたっ!
「あっ!ヒョーン!見つけましたよ!ヒョン!」
嬉しくて大声でヨンジュニヒョンに向かって手を振る。ジミナより先に見つけた!今日も僕の勝ちだね、へへん!通算15勝3敗だ。ヒョンに褒めてもらえると期待しながら廊下を走る。
「もう!ヒョン!探しましたよ!早く戻りましょう!」
ジミナに勝った!とふんすふんすとしていると、ヒョンがとろけるような微笑みを向けてくれる。
YJ「いつもありがとう、テヒョンア。でも少しこの人と話すからちょっと待っててね。あと他に僕を探している人がいたら連絡してくれる?」
ヒョンにありがとうと言ってもらえて満足した僕は見知らぬ人と日本語で話すヒョンを横目で見ながらジミナに電話する。
JM「ヨボセヨ?」
「イヒヒ、僕の勝ち!」
JM「えっ!」
それだけ言って電話を切る。電話の先で悔しそうな顔をしているであろうジミナを思い浮かべつつ、気分がいいなと思いながら誰かと話すヒョンをぼーっと見ていると、ヒョンにいきなり話しかけられ挨拶をしろと言われたので、笑顔を作ってヒョンに前に教えてもらったように日本語で自己紹介をする。うまく言えたと思ってヒョンを見上げると僕が来た方とは反対側の廊下からジミナの声が聞こえた。
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作者名:ミキ | 作成日時:2021年10月26日 9時