story 49 ページ49
華奈愛「この子あげるよ。」
私の方から出た一言に私も、ないこくんもお店の人も驚いていた。
お母さん「え…いいですよ⁉」
華奈愛「いや…いいんです。あなた、お名前は？」
なるべく笑顔で女の子に話しかけると、子供らしい可愛い笑顔でこう答えた。
女の子「
華奈愛「っ…そっか！可愛い名前だね！実はね、お姉ちゃんもおんなじ名前なんだ！私もね、華奈愛って言うの！」
花菜愛「そうなの？おんなじ名前の人がいるの？」
首を傾げてきょとんとしながら聞く花菜愛ちゃんに可愛いなぁと思いながら答えた。
華奈愛「そうだよ。じゃあね、お姉ちゃんからおんなじ名前の人と出会えたっていう記念で、この金魚さんあげるね！」
そう言うと花菜愛ちゃんは不思議そうな顔から、パァァッと効果音がつきそうなくらい、表情を明るくして「いいの⁉」と嬉しそうにしていた。
華奈愛「いいよ。この子のこと大事にしてあげてね。」
花菜愛「うん！」
お母さん「本当にありがとうございます…！」
頭を下げるお母さん。
華奈愛「いえいえ、ただ…花菜愛ちゃんは私みたいにならないように…してあげてください。私、親にレール敷かれてて…もうっ、自由なんてないですから…」
話している間に涙が溢れた。最近なんだかよく泣いている気がする。手で涙を拭っていると突然抱きしめられた。
華奈愛「⁉お母さんっ？」
お母さん「華奈愛ちゃん…ご両親にこうやって抱きしめてもらったことも、ないでしょ？なんかね、花菜愛が大きくなったらこんな感じなのかな〜って思っちゃって。」
華奈愛「…！お母さんっ…」
少しするとお母さんは我に返ったかのように、ごめんね！と言いながら私を離した。
私は花菜愛ちゃんと最後に話したいと思い花菜愛ちゃんを呼ぶことにした。
華奈愛「花菜愛ちゃん！」
私が呼ぶとすぐに気づいて小走りでこちらに寄ってきた。そして私が泣いているのを見てこう言った。
花菜愛「おねえちゃん…？なんで泣いてるの？もしかして転んじゃったの？痛い痛い？じゃあね、花菜愛がおまじないかけてあげる！」
私の頭に手を置いて撫でながら子供らしい可愛い声で唱え始めた。
花菜愛「痛いの痛いの飛んでいけ〜！痛いの痛いの飛んでいけ〜！」
不覚にもまた泣き出しそうになった。でも、今泣いちゃいけないと思いグッと堪えた。そして、満面の笑みで感謝と別れを告げた。
華奈愛「花菜愛ちゃん！ありがとうね！それじゃあまたね！」
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Luna@スランプ気味(プロフ) - あお@いふ民さん» コメントありがとうございます！みんなの絡みは書いてても尊いです((ありがとうございます！ (2023年1月11日 22時) (
レス) id: d192e913df (このIDを非表示/違反報告)
あお@いふ民 - 変人失礼します。。。 スゥゥゥゥ⤴ とうとおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！((((( 作者様最高ですこれ！ (2023年1月11日 2時) (レス) @page26 id: 6422e385c4 (このIDを非表示/違反報告)
ななてる@テスト不安 - Lunaさん» 良ければ教えて頂戴！ (2021年12月14日 22時) (レス) id: e551669fd6 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - ななてるさん» わかりますよ！ (2021年12月14日 6時) (レス) id: bf53e7e48b (このIDを非表示/違反報告)
ななてる - CSSの使い方わかります？ (2021年12月13日 22時) (レス) id: e551669fd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2021年10月11日 17時
