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波多野 side
クッソ..
「こんのっ」
「まだまだァッ」
これ...
「いつまで続くんですか」
三好の声が遠くで聞こえる。
本当に終わりが見えない。
俺が技をかけるたびにAが受け身で躱し、こいつが技をかけると俺もまた同じことをする。
また、向かい合って呼吸を整える。
こいつ、まじで女の強さじゃねーぞこれ。
「次の一本で終わりだ」
結城中佐が二人に静かに言った。
次に、技をかけれた方の勝ち。
「はァ..ハァハァ..じゅ、ー..す..」
「お前どんだけ飲みてェんだ」
荒い呼吸のまま思わず笑ってしまう。
そんなに飲みてェんなら、あとで奢ってやるかな。
勝っても奢ってやるのと負けて奢ってやるのとでは全然違ェからな!
そっちの方がなんかアニキっぽいし、どーみたってあいつより俺の方が年上だし_____
「っ?!」
なんかバカなこと考えてたらもうすぐそこまでAが迫っていた。
やば、受け身取り遅れる__っ
バーン
「いっ...てぇぇェェェ‼..お前、手加減しろよ!」
受け身が取れずモロ背中に打撃を受けた。スゲエ痛い。
Aは結った髪を揺らして「えー」と言いなんだかあいつ等と同じような笑みまでかまして来やがった。
「だって、どーせ奢らせるなら勝って奢らせるほーが気分いーだろ」
ああ、こいつやべーぞ。
こんな黒いやつじゃなかったはずだったけど。
さっきの、あいつ等と同じような笑みを見たとき確信した。
「オレンジジュースね」
そう言いながら手を差し出して来たそいつに「へーへー」と返し、彼女の手を掴みながらそんなことを思う。
「染まってきてるな、A」
ここに、と呟いたヤツの手からハトが飛び立った。
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ina(プロフ) - す、素晴らしいです！！三好かっこうぃーーーーー！！(///_///) (2016年8月20日 23時) (
レス) id: 6adabf3002 (このIDを非表示/違反報告)
沙英音＝さえね(プロフ) - 沖田飛鳥さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!是非宜しければ続編のほうもよろしくお願い致します!! (2016年8月3日 22時) (レス) id: ff67fd2fea (このIDを非表示/違反報告)
沖田飛鳥(プロフ) - とっても面白い作品ですね!!更新を楽しみにしてます!! (2016年7月19日 6時) (レス) id: eb9d2667c2 (このIDを非表示/違反報告)
沙英音＝さえね(プロフ) - シャルナ−クさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです!頑張らせて頂きます!! (2016年6月21日 21時) (レス) id: ff67fd2fea (このIDを非表示/違反報告)
シャルナ−ク - とても面白いです。いつも、楽しみながら見させていただいています。更新、応援しています。 (2016年6月21日 1時) (レス) id: d0492fc7a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さえね@ついった | 作成日時：2016年6月4日 14時
