１６８話 ページ23
「えっ、ぇぇえええ！ XANXUS達ヴァリアーが！？」
予想通りツナを筆頭とした守護者達は各々驚愕を目に浮かべ反応していた。
まさか暗殺部隊が、しかも敵対していた組織がそうくるとは思わなかったのだろう。
「言っておくが、あくまで俺達は『独立』暗殺部隊、てめぇの下につくワケじゃねぇ。
オレとてめぇが"対等"だと示すだけだ」
「まあつまりは、独立してた俺達ヴァリアーと正式に対等な関係になるか、ということだ」
上から目線が通常の彼の言葉を、かいつまんで訳する。
誰彼"カス"と見下していた彼にとっては、これ以上ない譲歩だ。
下につかず対等。
それは招集などの雑務に毎度従うような狗に成り下がる訳ではないが、
ボンゴレ最強と謳われたヴァリアーに正式な依頼として命令できるということだ。
しかもヴァリアーが直属機関になるならば、それは裏社会で大きな意味を持つ。
現在ボンゴレを継ぐ予定のツナを嫌悪する奴らへも牽制になり得るのだ。
それほど、ツナを認めたのだろう。
「ボンゴレなんぞ正直どーでもいいがオレが所属してんだ、最強でなくては意味がねぇ。
てめぇはオレに唯一勝った男なんだからもっと誇りやがれ。
だがてめぇがボンゴレをカス同然にしやがったら、幾らてめぇだろうとかっ消すぜ」
悪役染みた笑みを浮かべながら言う事言ってすっきりしたのか、目を瞑り黙ってしまう。
なんて自分勝手なんだろうか。
素直に「気に入ったてめぇの為だ」とでも言えばいいのに。
だがそれでは彼らしくもないか。
憎しみが薄れても怒りは変わらない彼に、俺はどこか微笑ましく思えた。
「あれ、唯一？ なら紫苑さんや9代目は？」
「こいつは女だし、ジジイが人間だとは認めねぇ」
「……あー、」
何気に酷い発言するXANXUSに渋い顔しながらも賛同するツナ。
まあ確かにティモは殺しても死ななさそうなゴキ〇リ並の生命力持ってそうだ。
いっそのこと対ゴキブリ用の殺虫剤でも噴射してみるか…?
――まあ、冗談は置いといて。
それから、ツナは「ありがとう」と朗らかな笑顔で彼の提案にのった。
XANXUSも満更でもなさそうにふん、と鼻で笑って再び黙り込む。
獄寺達守護者は、その場を静観している。
時折心配そうにツナを見ているが、ツナはその度に「大丈夫」とでも言うように笑いかけていた。
守護者との信頼性も十分だ。
これなら余程のことが無い限り、裏切りを危惧する必要もないだろう。
さて、談話室に戻るか。
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misyou.go2(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！常識がちょっとずれた夢主なんでそう言ってもらえてうれしいです！これからも頑張りますので("´∀｀)b (2017年3月31日 20時) (
レス) id: ffd771d2d5 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - おぅ……夢主らしいツッコミだな……。ハラハラドキドキで読んでます。これからも楽しみにしてます！ (2017年3月31日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go2(プロフ) - 桜さん» な、なんと貴方からの応援…！ これは本当頑張らねばなりませぬな！！ (2017年2月14日 18時) (レス) id: ffd771d2d5 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - いよいよ原作未来編ですね！ ものすごく楽しみです！ 今からすでにワクワク状態ですｗ これからも更新応援してます。 (2017年2月14日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go2(プロフ) - 出席番号・32番さん» おお！ありがとうございます！ (2017年1月8日 9時) (レス) id: ffd771d2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：misyou.go2 | 作成日時：2016年9月15日 14時
