不機嫌な彼を攻略するには２ (ページ23)

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第３回！寝たら"即帰宅"の旅！⑤ ページ23

としみつsaid

しんどすぎる…

たった今、俺は帰宅となった…

あと数時間だったのに。

３日目の明け方、とうとう眠ってしまった。

無念…

しばゆーに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

とりあえず外に放り出されたからタクシー呼んで…………そこからどうやって帰ったか覚えてないけど、気づいたら自分の家のベッドにいた。

『としみつくん、おはよう。』

と「A…？」

『大丈夫？
体調悪くない？』

心配そうな顔で覗き込むA。

えーっと、何がどうなったんだっけ？

『フラフラになりながら帰ってきて、何も言わずにベッドに入って寝ちゃったんだよ笑
そこから半日以上起きないから心配した笑』

と「俺そんな寝てたの…？
まじでここまでどうやって帰ってきたか記憶ないんだけど笑」

『すごいね、無意識でも帰ってこれるもんだね笑
お仕事、おつかれさまでした。
私は途中で帰らせてもらって…ごめんね。』

そうだ。

Aが頭痛そうにしてたから、２日目の夕方に俺が無理矢理帰したんだった。

Aは最後までいるって言ってたんだけどね。

と「Aこそ体調大丈夫なの？」

『おかげさまで元気です。』

と「そっか、よかった。」

元気そうなAに安心してたら、ぎゅっと抱きしめられて頭を優しく撫でられた。

と「A…？」

『2泊3日、よくがんばりました。
明日までずーっと一緒に居れるから、としみつくんがしたいことなんでも叶えてあげます。』

と「これ、ご褒美？笑」

『うん、私なりの笑
どう、かな…？』

と「最高。」

『ふふ、よかった。』

と「じゃあ早速…」

ニコニコ笑ってるAの身体をベッドに寝かせる。

『わっ、びっくりした…』

と「ずっと寝てたからお腹すいた。」

『ごはん、食べる…？』

と「ううん、ご褒美でしょ？
俺が食べたいのはA。」

『っ……』

と「ご褒美、ちょーだい。」

真っ赤な顔してこっちを見つめてくるAを美味しくいただきました笑