715話 ページ15
✩
｢可愛いでちゅね〜♪｣
｢みゃあ〜｣
｢にゃ〜お｣
｢ふふっ♪｣
帰る前にAとクロに会いに行くと、後ろから声が聞こえた
｢A｣
｢あっ、けいちゃん！…どうしたの？｣
少し暗い雰囲気に見えた
察して、私は笑顔を消して質問する
すると、けいちゃんは不思議なことを私に質問してきた
｢貴様は何を隠してる｣
｢…？なんの事？｣
｢朔間さんが言っていた。貴様には、いずれ裁きが下るだろうと｣
｢裁き…｣
ひいばあちゃんのことかな
けいちゃんは、可哀想な目で私を見てきた
…正直、その目にかなり傷ついた
｢同情するしかないが…せめて俺は、貴様の理解者になりたい｣
｢…｣
けいちゃんには、私がただの可哀想な人だと思われてるの？
そう思うと、少し腹が立った
ごめんね
けいちゃんがただ心配して、同情してくれてるのは分かってるんだけど
…それ、結構傷つくんだよ
｢確か貴様の母親は、精神的異常をきたしているはずだったな｣
｢あぁ、うん。アイドルのせい…とは言わないけど。お母さんが熱心だっただけだし｣
｢はっきり言おう。貴様はあの明星さんと似ている｣
｢…え｣
私が、お母さんの大好きなあの人と？
少し理解できなかった
｢子供のスバルくんのほうが似てると思うけど…｣
｢そうじゃない。俺は素質の話をしている｣
｢…？素質？｣
けいちゃんはそのままおかしな事を言う
｢どうか、頼むからファンを…アイドル業界を、滅ぼさないでほしい。またあの悲劇を、繰り返すな｣
｢…そんなの、言われなくても分かってるよ！｣
そう命令されちゃったからね
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赤月 音(プロフ) - ミズキさん» 嬉しいです！かなり長編ですが、最後までお付き合いください！！ (2021年12月27日 19時) (
レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 面白いです♪こんなに長く書けるなんて尊敬しかない！！ (2021年12月27日 12時) (レス) id: 5cf73cb0ec (このIDを非表示/違反報告)
赤月 音(プロフ) - 碧生さん» ありがとうございます！！これからも頑張ります！ (2021年3月1日 15時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです！！これからも応援してます！ (2021年2月28日 10時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年2月24日 7時
