655話 ページ5
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「私ね、ずっと考えてたことがあるの!」
あんずちゃんはお昼ご飯に手をつけずに、私たちに話してくれた
お腹空いちゃうのに〜?
「明星くんとAちゃん!二人で一緒に歌ってみるのどう!?」
「「むぐっ…」」
「同時にむせた!?」
あんずちゃんが唐突に言うから、お茶が変なとこに…
「げほっ、えほっ…な、なんであんずはそう思うの?」
「ごほっ…そ、そうだよあんずちゃん」
「…?だって二人ともステージの雰囲気を変える力を持ってるっていうか、似た系統でしょ?だからそんな二人が歌ったらどうなるのかなって!」
「「…」」
私とスバルくんは目を合わせた
多分二人とも同じことを考えてる
お互いのお母さんが心配…
「…?良くなかった?」
「う〜ん…俺一度、母さんに話してみる」
「私もお母さんに話して、何とか落ち着かせてみせるね」
「俺はコピーじゃないって、はっきり伝えるんだよ!」
「スバルくんも、私はお母さんよりどっちかっていうとお父さんに似てるってこと伝えといてね!」
スバルくんのお母さんは、私のお母さんが話してたことを信じなくて気に病んでるし
私のお母さんは、(まぁほぼ私のせいなんだけど)知ってて明星さんを助けられなくて気に病んでるから
どうにかして安心させないと
また依存しちゃうかもしれない
「…?二人って関係があったの?」
「お母さんが…ね、スバルくん」
「うんうん。Aたちは何も悪くないからね?」
「あはは…頭ではちゃんと理解してるんだよ」
誰も何も知らなかったら、きっとそれはそれですごく幸せだったんだろうなぁ
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みん(プロフ) - 初 。さん» コメントありがとうございます!!もうそんなに読んだんですか!?なんとお礼を言えばいいのか…!共感してもらえるような作品を作ることを一番心掛けてるので、そこに着目してくれてとっても嬉しいです!!まだまだ続きますので、長編ですが何卒よろしくお願いします! (2022年4月21日 23時) (レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
初 。(プロフ) - 初コメ失礼します…!!昨日この作品をお見掛けして1からやっとここまで読めました!!もうほんとに面白くて夢主ちゃんが可愛くて…。作中に共感出来る部分も多々あり…。68まで必ず読ませて貰いますので!素敵な作品を有難う御座います! (2022年4月20日 14時) (レス) id: 8fa79c3961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年2月19日 4時