680話 ページ30
✩
｢んだよ、せっかく来てやったのに｣
｢おっ、これあいつの大好きな指輪じゃねぇか｣
｢きゃはは！今日はこれで勘弁しといてやるか…♪｣
…朝から嫌な気分になった
夢なのは分かってる
でも…まさかと思って、私はすぐに部屋に戻った
夢だけど、もし夢じゃなかったらどうしよう
｢う、うそ…｣
部屋が酷く荒らされていた
それに指輪がない…
私は慌てて燐音さんに連絡を取った
あぁもう、電話してやる！
『朝っぱらから何だよ…モーニングコールなんて頼んだ覚えねェぞ…ふぁ、あふ』
｢燐音さん！私の指輪また取ったんですか！？｣
『知るかよ…ふわぁ、あふ…それじゃ、俺っちはもうひと眠りするかァ〜』
｢あっ、ちょっと…！｣
燐音さんじゃないなら、誰がこんなこと…
最近誰かに仕掛けられることが多い気がする
これ、意図的に仕組まれてるよね
｢いったい誰が…っ！？｣
私は荒らされた部屋を片付けていると、パソコンの画面を開かれた形跡があったのを見つけた
もしかして…
いやいや、そんなまさか
だってパスワードかけてあるんだから、誰かに見られることなんて…
｢…｣
そ、そう言えば七種さん、私のスマホを複製して何しようとしてたの？
だって、中身なんて分かるわけ…
｢…まずいまずいまずい！！｣
パソコンのパスワード、スマホに書いてたんだった！
もしスマホのパスワードがばれてたら、パソコンのパスワードなんて余裕でばれちゃう！
あそこにはまだ公表してない情報が山ほどあるのに…！
｢…あ｣
指輪、あった…
燐音さん本当にごめんなさい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みん(プロフ) - 初 。さん» コメントありがとうございます！！もうそんなに読んだんですか！？なんとお礼を言えばいいのか…！共感してもらえるような作品を作ることを一番心掛けてるので、そこに着目してくれてとっても嬉しいです！！まだまだ続きますので、長編ですが何卒よろしくお願いします！ (2022年4月21日 23時) (
レス) id: 2f5f5d572a (このIDを非表示/違反報告)
初 。(プロフ) - 初コメ失礼します…！！昨日この作品をお見掛けして1からやっとここまで読めました！！もうほんとに面白くて夢主ちゃんが可愛くて…。作中に共感出来る部分も多々あり…。68まで必ず読ませて貰いますので！素敵な作品を有難う御座います！ (2022年4月20日 14時) (レス) id: 8fa79c3961 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年2月19日 4時
