避けられてるそうです ページ5
衣更side
｢Aノートありがとな！｣
｢うん｣
｢あ、あと…｣
｢ごめんね。ちょっと用事が…｣
あれ…？
もしかして俺、避けられてる？
今朝はそんなことなかったよな
自分で言うのもなんだけど、けっこう懐いてくれてた感じあったはずだし…
｢凛月ちゃん。あれは可哀想よォ｣
｢なんの話〜？｣
｢しらばっくれないの。もう…｣
｢…？｣
その後も何回か声をかけてみたけど…
｢ごめんね。お腹が痛くなる予感がするから…｣
｢お前は占い師か！｣
｢あ、あ〜れいちゃん？今は学校だよ〜｣
｢さっきの音タイマーだって知ってるからな！｣
｢A！俺のことが嫌いなら頼むからはっきり言ってくれ！｣
｢嫌いじゃな…あ｣
｢やっと見てくれた…｣
｢…｣
｢いや逃走するな！往生際の悪い子どもか！｣
やっとおとなしくしてくれたけど、全然俺と顔を合わせてくれない
さっきから俺の後ろばっかり見てるけど、何かあるのか？
Aの視線のほうには俺と反対方向に寝てる凛月と、鳴上と影片がこっちを見ていた
もしかして…
｢俺と喋るところを人に見られたくなかった〜とかだったり…｣
｢…｣
｢図星か！？｣
｢…｣
完全に無言を決められてる…！
くっ、どうしたらいいんだ！
｢なんか言ってくれてもいいだろ〜！｣
｢半分正解かな｣
｢半分？…っておい！｣
｢急がないと待ち合わせに遅れるから。また明日｣
｢また嘘ついてるんじゃないだろうな…って…｣
いま、また明日って言ったよな？
｢おう！また明日〜♪｣
ほんと、可愛いやつだなぁ♪
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤月 音 | 作成日時：2020年1月27日 17時
