抹殺されます ページ24
「頑張るために、まずはひと口…♪」
「食いすぎないようにしろよ〜?」
生徒会の仕事って多いんだね〜
計算なら私でもできたし、ちょっとだけ手伝ってからクレープ屋さんに二人でまた来た
真っ暗になってきたし、早く食べきらないと!
「暗いし、家まで送っていくよ」
「ううん。平気」
「いやいや、最近は物騒だし本気で危ないぞ。俺もこの前不良に絡まれたしな」
「絡まれたらやっつけるから大丈夫」
「無茶言うな!」
本当なんだけどな…
真緒は自分の心配だけしてくれたらいいのに
世話を焼きたがるのは、面倒な幼馴染みがいたその名残なのかな
「また暴走族の音が聞こえるな」
「ここら辺って物騒なんだね?…おいしい♪」
「…最近まではそうでもなかったんだけどな〜」
それより。もし本当に来たらどうしよう
真緒の前でぼこぼこにしたら優等生のレッテルが剥がれるし…
「おいそこのガキどもおおぉ!!!」
「ひぃっ!?またかよ!!」
「…」
う〜ん、本当に来た。どうしよう
何かいい方法ないかな…
「だからそんな人、知りません!!」
「…あ」
「あぁ?そっちの女は何か知ってるようだなあ?」
「真緒逃げよ」
「えっ?」
「はぁ?…うわああああああぁぁ!!!!!!」
すごくナイスタイミング
本当に困ってたから助かった
助かったよ?
でも、なんであの人ガトリング砲みたいなもの持ってんの?
「ま〜くん、大丈夫?ま〜くんの周りに沸く害虫は俺が一匹残らず抹殺してあげるからね♪」
「怖ぇよ!!!いや助かったけど!ありがとう!」
「ふふ…どういたしまして〜♪」
ひぇっ、こっち見てる…
やばい、抹殺される
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2020年1月27日 17時