こんなの惚れてまうやろ ページ25
「〜♪〜♪」
「嬉しそうだね。何かあった?」
「え?あぁ…はい、そうです」
久しぶりにしっかりと話が出来て喜んでると、突然知らない人に声をかけられた
やけに距離が近いな…
「女の子がこんな時間にふらついたら危ないよ」
「大丈夫ですよ〜」
「心配だから、私が家まで送るよ」
「いや、本当に平気ですから…」
何なのこの人…
私がどれだけ断っても、ずっとしつこく車に乗せようとしてきた
余計なお世話だから!
「だから!しつこいですってば!」
「あぁ、ごめんね。怒らせちゃったかな?悪気はないんだ」
「じゃあ手を離してください!警察呼びますよ?」
「それは困るな。でも、そうなると未成年の君が夜中に歩いてることもバレちゃうけど良いの?」
「なに、脅し?」
私が睨んでも、そのジジイは全く手を離さなかった
こっちはただでさえ眠いのに…
私が困ってると、暗闇から突然誰かが話しかけてきた
「何やってるの」
「…!?さ、朔間先輩?」
「あ、あぁ…知り合いかな?いや〜良かった、実はこの子が一人で歩いてたからね。補導されるか心配だったんだよ」
「ふぅん…それだと、俺も補導されちゃうけど」
朔間先輩が来ると、その人はすぐどこかへ逃げた
た、助かった…
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2019年4月25日 23時