3659話 ページ9
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｢過去に…？なに言って、そんなの…ある訳ない…｣
私が人を不幸にしてる？
酷い死に方をするの？
やだ…嫌だ、死にたくない…！
｢運命は変わる！運命は変えられる、変えられる…！良いから変わってよ！！｣
｢残念だけド、その言霊はもう変えられないヨ｣
｢っ…！？｣
｢君は強く信仰していたからネ｣
嫌だやだ、死にたくない死にたくない！
私は逆先さんに泣きついた
｢どうしたら変えられるんですか！？ぐずっ…お願いです！助けてください…！｣
｢…もう手遅れだヨ。君のそれは変えられない運命になっていル｣
｢やだやだ、そんな酷い死に方するなんて聞いてない！｣
｢…｣
｢私は何も、悪いことをしようとしたつもりは無いのに…！｣
そんな未来があると知って
私は怖くて不安で、泣き崩れた
私はいい子にしてたつもりなのに、そうすれば報われると思ってたのに…
｢悪いことしちゃったから？マネージャーさんを庇ったり、お母さんに酷いことしようとしたから？｣
｢少し違うかナ｣
｢え…？｣
｢君が優しいかラ、きっと君は不幸になるんダ｣
私が…？
｢本当に可哀想な、憐れな子羊ちゃんだヨ｣
｢た、助け…｣
｢何度もボクたちは助けようとしたサ。でも無理だっタ｣
｢…っ｣
｢逆に聞きたいヨ。どうしたラ、君を救えるノ？｣
そんなの、私が知るわけ…
私は凛月と、Knightsの皆さんと、スバルくんとあんずちゃんと…
幸せに暮らしたかったのに
｢あはは…本当に、三毛縞さんに言われたみたいに…こんな事になるなら、私なんか最初から生まれてこなければよかった…｣
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2022年11月8日 19時
