【ナンバカ】もう一人の兄 (ページ22)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:46,179 hit

兄２１ページ22

―――棗 side

少しでも知識と知恵を付けていかないと、何かあってからでは遅い

俺達はこんな職業だし、値段も高額だから簡単には雇ってもらえないし

どれくらい調べてたのだろう、風呂で温まった身体は冷えクシャミも出る

すると、冥からもこもこの毛布を後ろから掛けられ、異土からはホットココアを差し出された

棗「おー、ありがとう」

異「身体冷えたでしょ？」

冥「何か調べんのは良いけどさぁ、ちょっとは休憩しようぜ？」

棗「ん、それもそうだな。……うまぁ♪」

異「よしよし、取り敢えずもう調べ事は終わりだよ」

冥「それ飲んだらベッド行こ？」

棗「んー(ゴクッ)」

ホットココアで温まった俺は、異土と冥に引っ張られベッドに押し倒される

左右に二人が寝転び、もこもこの毛布を掛けてくれた

俺は昔から寒がりだから、この毛布温かいんだよなぁ……それに、二人の体温も合わさって更に温かい！！極楽だぁ〜♪

棗「♪」

冥「あったけぇ？」

棗「温かい」

異「幸せそうだね」

棗「幸せです」

冥「棗兄」

棗「ん？」

冥「キスしていい？」

棗「………」

異「俺もしたい」

棗「……やだ」

冥「何で？」

棗「とにかく、やだ」

異「理由教えて？」

棗「………」

俺は異土の言葉に答えず、毛布を頭まで被り嫌だと抗議する

すると、二人も毛布を被り中へ潜れば俺と顔を合わせてくる

棗「出ろお前ら」

異「何で？」

冥「そもそも、棗兄が先に被るからだろ？」

棗「俺はいいの、お前らはダメ」

冥「そんなの聞きませーん」

棗「ちょ……ッ」

異「兄さん、温かい」

棗「おい！抱き締めんならまだしも、服の中に手を入れんじゃねぇ！！」

冥「(ニィ)」

棗「ゃ、ぁ…ッ」

いつの間にか両手を抑えられ、ズボンに手を入れられる

何とか身を捩って逃げようとするが、異土にキスされ舌を絡ませられてしまえば息が出来なくなり思考が上手く出来なくなってしまう

その間に、冥に服を全部脱がされ抵抗する力もなくなってしまった

棗「……ぁッ」

冥「棗兄」

棗「な、に……ッ」

冥「大好き」

棗「……ッ」

異「俺も大好きだよ」

棗「……ッ」

冥「顔真っ赤」

異「可愛い」

棗「……て」

冥「ん？」

棗「俺、だって……大好き、だよ……ッ」

異「………」

NEXT