その12！ ページ12
各々が自由に過ごす中、ロボロくんは勉強机を向かい合わせにくっつけて、エーミール先輩とトントン先輩に勉強を教えてもらっているようだ
こちらを一瞬だけ見るとすぐに視線を教科書へと戻してしまう
うんうん、さすがロボロくん！真面目にお勉強してるところもかっこいい…！！
後ろから瓶底眼鏡くんが話しかけてくるが、そんなことは気にせずに机を移動させ、ロボロくんの隣へとお邪魔する
しょうがないよね、知らない人とお話ししちゃだめだよって従兄妹のお兄ちゃん達が言ってたもん
私はいい子だから約束は守るよ、だって破るとマンちゃんもらんらんも怖いもん
そうやって、自分の行いを正当化しながらニコニコとロボロくんを見つめる
隣の席から眺めるロボロくんはいつもの三割増しでかっこよく感じるなぁ！
え、これ隣の席の子大丈夫？？ロボロくんかっこよすぎて授業とか集中できなくない？？
そんなことを考えながらニヤニヤしていると教科書でバシッと頭を叩かれる
『いだっ！？痛いよロボロくん！！』
「Aさんこっち見すぎやねん、集中出来ひんやろ」
そう言って怒っているロボロくんはとっても可愛い
『えへへ…ロボロくんがかっこよすぎて……！』
つい…と言えば、顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまうロボロくん
はぁ？犯罪級の可愛さでは？？
あまりの尊さに顔を抑え、んんっと唸っていると私の真向かいに座っていたトントン先輩が口を開く
「なんか、あれやな…Aさんって思ってたイメージと全然ちゃうな」
『え、待って？先輩の中での私のイメージとは？？』
思わず口から出た言葉にしまったと口を覆う
ついシャオくんやコネシマ君と話す時のように脊髄反射で回答してしまった…
やばいと思いトントン先輩の顔色を伺うと、先輩は驚いたような顔をした後フハハと笑いだす
なんだこの先輩？なんで笑い出した？？意味わからなさ過ぎて怖いんだけど？？
一人でドン引きしているとロボロくんに勉強を教えていたエーミール先輩が微笑みながら声をかけてくれる
「初めまして、Aさん。私、３年のエーミールと申します。」
『あ、どうも…？２年のAです…』
今更過ぎるとは思うがご丁寧に自己紹介をしてくれるエーミール先輩、紳士すぎでは…？
未だに笑い続けているトントン先輩に代わり、エーミール先輩がさらに口を開く
「我々はAさんのことをとても真面目でストイックな方だと思っておりましたので」と
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 489人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
泉月。(プロフ) - ときあめさん» ときあめさん コメントありがとうございます！物語を書く際にshaちゃんを如何にかっこよく書けるかを追求している部分もあるのでそう言っていただけて本当に嬉しいです(；；) (2020年11月19日 17時) (
レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
泉月。(プロフ) - あゆたさん» あゆたさん！いつも読んでいただき誠にありがとうございます！！！ これからも楽しんで頂けるような作品を書いて行けるよう頑張りますのね応援していただけると嬉しいです！！ (2020年11月19日 17時) (レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ときあめ(プロフ) - 今週分のrbくんも最高にすてきでした(T . T)毎週たのしみにしてます〜〜！rbくんの不器用な感じも、shaちゃんのスパダリ感も最高です。続きの方楽しみにしてます…！素敵な作品ありがとうございます。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 5d5f606a06 (このIDを非表示/違反報告)
あゆた(プロフ) - 初めまして。夜遅くにすみません。とても素敵な小説で更新を密かに楽しみにしているものです…。このご時世、体調に存分に気をつけて無理のないように更新、お待ちしております。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 0b438b4c7d (このIDを非表示/違反報告)
有咲/arisa(プロフ) - 泉月。さん» ｸﾞｯ…まだ現世にいるとするか…（←何だこいつ）最後まで見守ります!!! (2020年10月20日 17時) (レス) id: 1ecb7d6cb5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
