君だけを愛すると誓います。 (ページ10)

今日:1 hit、昨日:35 hit、合計:28,055 hit

後悔10 ページ10

光成くんに自ら別れを告げることなんてないと思ってた、でも私の精神はもう限界だった。

『まだ好きなのは変わりないのに、、っ、、』

一緒にいると辛かった。
だから私は光成くんから離れる覚悟を決めた。

あの家出てくなんて言ったけどこれからどこに行こう、、スマホしか持ってきてないし貴重品も全部あの家にある、、、
どうしようか考えながらぼーっと歩いてる時、手に持ってたスマホが鳴った。

画面には"光成くん"の文字。

『すー、、、はーーー、、、、』

大きく一回深呼吸をしてから通話ボタンを押し、震える手でスマホを耳に当てた。

『も、もしもし、、』

「ねぇ、さっき言ってたこと本気？」

『、、、うん』

「なんで？まだ俺のこと好きでしょ？」

『、わ、分かんない、、』

「は？」

分からないなんて嘘、好きに決まっている、ずっと、ずっと光成くんだけが好きだった。

「てか、あの家出てくって言ってたけどどこで暮らすわけ？」

『そ、、それ、は、、、』

「そんな意地張んなくていいから戻ってきなよ」

『でも光成くん、私のこともう好きじゃないじゃん、、』

「俺そんなこと一言も言ってないよね？」

電話でのやりとりは段々とヒートアップしていった。

『女の子とやり取りしてたじゃん、、！
期待させないで、、、もう、、光成くんといるのが辛いの、、！！！』

溜まっていたことを、一気に吐き捨ててしまった。