君だけを愛すると誓います。 (ページ11)

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後悔11＿＿＿side.檜山ページ11

「ちょっと、落ち着いて」

『だれのせいでっ、、！

私は、ただ光成くんのことが好きなだけなのに、いつの間にか好きが一方通行になって、それどころかもう届いてもない、、！！

光成くん私のこと好きだよって言ってくれなくなった、
重たいってことは分かってる、でも言葉にしてほしいの、、！！』

今までなにも言ってこなかったAが烈火の如く声を荒げていた。

「、、、ごめん、」

『ごめんってなに、、、？もういいよ、、、電話切るね、』

「ちょっと待って、、もう一回会って話そう？」

『話すことないって言ったのはそっちじゃん、』

「ちがっ、だから、、その、」

『、、、もう、光成くんなんて、、』

そう、Aが何かを言いかけた時、電話の向こうからﾄﾞｰﾝ!というもの凄い衝撃音と悲鳴が聞こえた。

女の子がトラックに巻き込まれたぞ！
だれか救急車呼んで！！

「A、、？A、！」

なんの返答もない、
巻き込まれたのってまさか、、、

「Aじゃないよね、、？」

いつの間にかAとの通話は切れていて、向こうの状況は何も分からなくなった。

「A、、お願い、出て、」

電話が切れた後何度も何度もかけ直したけど一向に出る気配はないし、メッセージも何通も送ったけど既読の文字はつかなかった。

「俺、、おれ、っ、、、」

頭の中が真っ白になって、なにも考えられなかった。