第四十二話 真面目な話でもふざけていいですか? ※真面目な話 ページ43
『…いや全くわからん』
このまま一年、何も見つからなかったらどうしよ……まあでもこの本丸の審神者にずっとなれるっていうなら私はそれでもいいんだけど…
『…三日月に聞いてみるか…?』
いや絶対教えてくれないというか殺されそう…ここは山姥切から。いやふきんばちゃんから聞いたほうがいいかな…
『ってことで教えてください!』
山姥切「だから何をだ!!」
えぇ、今の流れで教えてくださいよー
お風呂から上がって直行で向かった近侍の部屋。堀川兄弟の部屋である。
山伏「かっかっか!!兄弟は主殿と仲が良くなったのであるな!」
山伏国広。最近やたら筋トレに誘ってくる愉快で元気なかかかさんだよ。
国広「主さーん、あとで兼さんの洗濯物に名前を書くの手伝ってください!」
堀川国広。和泉守兼定大好き脇差。最近、兼さんの良いところを話したらなんか同じ兼さん尊敬同士だと思われて一気に距離が近くなったよ。でも人間は嫌いなので一緒に万屋出かけると歩いている他の審神者全員に殺気を飛ばすから出かけるのは当分やめようかと思ってる!危ないからね!!
『前の審神者のことです』
山姥切「……」
国広「とんでもない人でしたね。あの日から」
『あの日ってどんな日か覚えてる…?』
山伏「確か。主殿の言い方だと。八月、であるな。八月頃だった気がするが。すまぬ。拙僧、日にちは覚えておらぬ」
国広「僕もなんだよね…兄弟は覚えてる?」
山姥切「…いや」
…やっぱりなんだか記憶が曖昧なんだね
『どんな人だったとかも曖昧だって言ってたよね』
国広「うん」
山伏「主殿に言われて思ったが、確かに覚えていないのは変であるな」
『あと…その前の審神者さんっていつから行方不明になったとか覚えてる?』
国広「…あれ?前の主さんって行方不明だったけ?」
山伏「ん?違うのであるか?」
山姥切「…三日月が斬った」
国広「うん。僕もそうだった気がするけど」
『…ここで意見が違うのってさらにおかしいよね』
うん。確実におかしい。あぁ、もうこれ政府が動いているの確定じゃないですかやだー…冗談抜きでこれは私、立場やばいんじゃない…?
『じゃあ仮に斬られたとしてその審神者さんそのあとどうしたの?』
山姥切「…覚えていない…ただ、あの時…俺、は」
国広「あ、兄弟!」
顔を覆った布をさらに深くかぶって山姥切は部屋を出て行ってしまった。
『…ご、ごめんなさい』
国広「ううん、主さんは悪くないよ。まあでもあの時は酷かったからね…」
第四十三話 山姥切の思い ※真面目な話です→←第四十一話 そろそろ話を進めようか! ※真面目な話をするだけです
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして!コメント、誤字の報告ありがとうございます!ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月4日 14時) (レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです(≧∇≦) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第13話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稲森 | 作成日時:2020年5月28日 11時