検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:134,508 hit

ページ8

翌日






見ちゃった。




静かな踊り場で、渋谷くんが可愛い子とキスしてるの。





A「あ・・・」





思わず声を出してしまった。



すると二人共こちらに気づいて。





渋谷「っ、A・・・」




A「ご、ごめん!邪魔した!」





全速力でその場を去った。





その日、渋谷くんは放課後来てくれなかった。




次の日も、その次の日も。




・・・つまんない。




シャーペンも全然動かない。




教えてよ、渋谷くん。


















一週間が経った頃、プリントをする気力もなく机の上に伏せていた。




するとガラ、と教室が開いた。





渋谷「・・・傘、忘れた」





彼が来た。




わざと気づかないフリして、机の上に伏せたまんまにする。




彼は机の上のプリントを奪う。






A「ちょっ・・・」




渋谷「やっぱし、起きとった」





くす、て笑う彼。





渋谷「どうしてん、全く解いてないやん」




A「べ、別に・・・」




渋谷「教えたるわ」





あのキスのこと、なんとも思わないのかな。




私が気にしすぎなだけ?




渋谷くんが説明するけど、全く耳に入ってこない。






渋谷「ここは、この公式を使うねん」




渋谷くんが顔を覗き込む。




渋谷「分かった?」




A「・・・分かった」




渋谷「ん」




A「私、渋谷くんが好きなんだ・・・」





・・・言っちゃった。



自分の悪い癖。すぐ声に出してしまう。





渋谷「え・・・?」




ほら、渋谷くん引いてんじゃん。



彼女がいるのに。





A「・・・っ、ごめんね!忘れて!」




渋谷「嫌や」





即答の彼。





A「何でっ・・・」



渋谷「お前のことが好きやから」





・・・え?



今、なんて?






A「でででも、彼女いるんじゃ・・・」




渋谷「あぁ、あれな、キスじゃなくて昔っからの友達で、

目にゴミが入ってたから見てやっただけやねんけど・・・、

誤解させてもうた。ごめん」




A「そ、そうだったんだ・・・」





渋谷くんが慣れた手つきでプリントに丸をつけていく。





渋谷「ん、満点」





補習も中々、悪くないかもです。





帰宅部【赤】×補習女子

END

サッカー部【紫】×マネージャー女子→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (176 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
218人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞ , 部活 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はなちゃん(プロフ) - 神崎あすみさん» ありがとうございます!私もヨコのお話は気に入ってまする笑 (2015年11月9日 23時) (レス) id: 58fd71d412 (このIDを非表示/違反報告)
はなちゃん(プロフ) - ∞山風∞さん» ありがとうございます!それは嬉しゅうございますー! (2015年11月9日 23時) (レス) id: 58fd71d412 (このIDを非表示/違反報告)
神崎あすみ(プロフ) - いいですねー、甘酸っぱい!とても読みやすい文章でした。私は特にヨコとマルちゃんのお話が好きです! (2015年11月1日 19時) (レス) id: 30b3daa59e (このIDを非表示/違反報告)
∞山風∞(プロフ) - 面白かったです。にしきのお話 泣きそうになりました(← (2015年8月21日 1時) (レス) id: 9570ea3c4c (このIDを非表示/違反報告)
はなちゃん(プロフ) - ありがとうございます!頑張って考えてみますね! (2015年8月19日 22時) (レス) id: 0ca137dedf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はなちゃん | 作成日時:2015年8月10日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。