ディア・マイベストフレンド３ (ページ4)

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さんじゅうきゅうページ4

あれから会社では皆に心配されちゃって...

家に帰ってもぼーっとしっぱなし。

智「ただいま～」

『あ、おかえり。早かったね』

智「まあね。あ...A、ちょっと話したいんだけど..」

『うん。』

智が私に向かい合って椅子に座る。

智「あのさ、もし...Aが俺の事振っても、俺らの関係は終わらないから。」

『...え...』

智「俺の事、友達として好きならそのままでもいいし...」

『...』

智「もし、付き合う事が出来たら、俺の事を好きにさせるように頑張るから」

智...。智もそんなに考えててくれたんだ。

『私、智の事、好きだよ...。』

智「けどそれって...」

『たぶん、友達としてかな？...だから、』

だから....

『私を惚れさせてみてよ。智なりに』

智「....へ？」

『智なら私を惚れさせるなんて簡単でしょ？』

智「....たぶん？」

『私が智に惚れたら、智の彼女に成る！』

智「A....俺、本気出すよ？」

『ふふ、今迄本気じゃなかったの？』

智「Aの事、惚れさせてやるよ」

柄でもない事言った智は真剣な目で私を見つめていた。

たぶん、すぐ惚れちゃうんだろうな....