七十肆 ページ25
今日はA達、世分高校文化祭の日
多軌のクラスは劇、田沼のクラスはバザー
Aのクラスは喫茶店と去年と出し物が違っていた
芦屋「あ、ここじゃないですか？Aのクラス」
私服姿の芦屋と制服姿の安倍はAのクラスの前にいる
多軌に予定を聞き文化祭に遊びに来ていた
芦屋「安倍さん何で制服なんですか？」
安倍「あぁ゛？いつもの(着物)は流石に浮くだろ？」
芦屋「あ、そこの自覚はあったんですね。まぁ似合ってたし、俺も慣れましたから何も言いませんけど
確かに注目の的にはなりますよね(その前にその顔で目立ってますけど)」
教室の前で会話していると安倍をチラチラ見ながら頬を赤らめる女子
安倍はどうでも良さそうに溜息を吐いて教室に入っていった
女子「いらっしゃいませー和風喫茶にようこそ」
迎えてくれたのは袴にエプロンをつけ、茶屋娘を連想させる姿をした女子生徒だった
女子「2名様ですね。空いてる席にどうぞ」
頬を赤らめ安倍を凝視する生徒に芦屋が溜息をつく
安倍「何でお前が溜息つくんだよ」
芦屋「あーいえ、イケメンはいいなーっと思っただけです」
安倍が心の中で何言ってんだと突っ込みを入れている時芦屋は目的の人物を発見したのか手を振って名前を呼んでいた
芦屋「おーい！A！」
『花繪に晴齋！本当に来たんだ』
笑顔で水を運んで来るAに芦屋も笑顔で返す
安倍はAの格好をマジマジと見ていた
芦屋「Aとっても似合ってるよ」
『ありがとう！後で多軌や田沼と合流するんだけど一緒にどうかな？ 西村「おーい夏目ーこれ運んで〜」あ、行かなきゃ。またね』
ハーフアップにされているAの髪が揺れる
その姿に他の男子生徒も頬を染め見惚れていた
男達の視線に舌打ちを入れ睨み付ければ恐縮したように会計をして店を出て行った
芦屋「(安倍さんて滅茶苦茶独占欲の塊だな…可愛そう)」
「君は独占欲の塊だね。安倍君」
安倍「あ゛？あんたは」
芦屋「名と 名取「シー！大声出すと本物だとバレちゃうでしょ」プハ…死ぬかと思った！！」
名取「まぁこのキラメキは隠せるもんじゃないけどね」
『少しは隠す努力して下さい』
ポスンと伝票板で名取の頭を叩くと呆れ顔のAが立っていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シェリー(プロフ) - 五月七日さん» 感想ありがとうございます。コメント頂いた時とても嬉しかったです。これからも皆さんに面白いと言ってもらえる様な作品を目指し頑張ります。応援本当にありがとうございます (2018年10月11日 20時) (
レス) id: 23389edd7f (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 好きです！凄く好きです！凄く面白いし応援してます！更新待ってます！ (2018年10月11日 14時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シェリー | 作成日時：2018年8月29日 7時
