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廿惨 ページ24

まっすぐ見つめるAの顔を見てため息を吐きながら顔を背けた


名取「少し意地悪に言いすぎたね
ごめんねA
でも、さっき言った事は本心だよ
私の手の届く範囲であれば助けてあげられるけど
君は霊力が強いと言うだけの女の子だ
心配なんだよ」



『心配かけているのは分かっています
あまり無茶はしないようにします
ありがとう名取さん…名取「でもね!」!?』


名取「その子と付き合うのは反対だからね!」

『付き合う?どこに?』



この時Aには付き合うの意味がわかって居なかった


互いにライバル意識を燃やしていた名取と安倍はため息をついた


ここまで鈍感になれるものなのか?

はたまた誰もそう言う知識を教えてくれなかったのか?


きっと後者の方が可能性大であろう


名取「互いに長期戦覚悟だね…」

安倍「同感です」

『あれ何か仲良くなってる?』


空気と化していた柊とニャンコ先生はそれぞれに哀れみの視線を送った




名取「まぁいいか…それより綺麗な浴衣だね
似合っているよA」


『………。
何故だか全然嬉しくありません』


ええーっと笑いながらショックを受ける名取は
撮影の時間が迫って来たため
柊に連れられ渋々帰って行った



『何しに来たんだ…あの人
?。
どうしました晴齋さん?』


安倍「またさん付けになってるぞ
あと後ろ向け。着崩れてるから治してやる」


そう言われてAは後ろを向くと背後から安倍の手が前に周り驚き顔を赤らめる


そんなAを御構い無しに浴衣を治してくれた


もういいぞと言うが耳まで真っ赤に染まり聞こえていない

ニャンコ先生も何処かへ行ってしまい今現在二人っきりな状態だった


スーッと頭に違和感を覚え振り向く



安倍「それやる。あと

…浴衣似合ってる//」


それだけ言うと安倍はAの手を引き出店の方に向かう


ドキドキとうるさいくらい心臓が脈を打つ
それを誤魔化すかのように
Aはそっと安倍がくれた物に手をやる
簪のようだ

突然のプレゼントにありがとうと伝え
握られている手に少しだけ力を込めた

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設定タグ:不機嫌なモノノケ庵 , 安倍晴齋 , 夏目友人帳   
作品ジャンル:アニメ
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- オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シェリー | 作成日時:2018年8月7日 22時

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