四十壱 ページ42
目的地付近はガヤガヤと声がする
芦屋「誰かいる?」
茂みを抜けるとニャンコ先生達が宴会をしていた
『ニャンコ先生!居ないと思ったらどうしてここにいるの?』
ヒノエ「なんだい、あんた達随分遅かったわね
なぁに斑が酒の席に誘ってくれたんだよ」
芦屋「ニャンコ先生が?」
先生「フン!また変な妖が来たらゆっくり見れんだろうが」
安倍「成る程、ここらの妖怪を追い払ってくれたんですね」
ニャンコ先生は慌てて弁解をするがAが先生を抱き上げ頭を撫でる
『ありがとう先生。お陰でゆっくり見れそうだよ
ほら先生星が綺麗』
顔を上げるA
それに習うように全員が顔を上げる
空には満点の星が輝いていた
芦屋「うわぁ!綺麗」
安倍「…あぁ確かにな」
ヒノエ「あんた達立ったまま見たら疲れちまうよ
ほら、A私の膝の上においで」
『…それは遠慮しとくよ』
フフフと怪しい笑みを浮かべるヒノエの誘いをやんわり断り草の上に先生を乗せたまま横になるA
芦屋はAの横に横になり、安倍は座って空を眺める
芦屋「今流れ星が!」
安倍「うるせぇ、静かに見れねーのかお前は」
言い合いをする芦屋と安倍
その状況と星空を目に焼き付けるA
『(いつまでも続けばいいな……
こんな他愛ない日々が…)』
流れ星にそう願いながら
静かに目を閉じた
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月7日 22時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シェリー | 作成日時:2018年8月7日 22時