�� ページ21
それからスニョンと私は“また明日”と、いつもと同じように言葉を交わして、スニョンは自分の家に帰って行った。
A「はあ。どうしようこれから､､､」
そう言いながらベッドの上に横になった。
A「明日から、始まるんだよね､､､」
そう、明日から始まる。
もしかしたら、明日死ぬかもしれない。
そう、思うと”死ぬ“ことに対しての恐怖がどんどん自分を追い込んでゆく。
“死にたくない”
聞こえるか聞こえないぐらいの声で言った。
《大丈夫。大丈夫。Aならできるよ！》
A「本当に？(泣)私、できる？」
《うん！》
A「えへへ。
“ナヨンちゃん”
が、そう言うなら大丈夫かも！」
《本当？嬉しい！》
A「！！！はあ、はあ、はあ､､､。
“ナヨン”？」
(何､､､今の夢､､､？)
幼稚園の頃の自分が“ナヨンちゃん”とはっきりそう言っていた。
でも、顔はモヤがかかっていて分からなかった。
いくら思い出そうとしても､､､思い出せない。
それでも、分かる。
ナヨンと私は、幼なじみだった。ちゃんと幼なじみだった。
夢の中で《大丈夫。大丈夫。》と言っていた、優しくて暖かいあの感じに懐かしさがあった。
A「ナヨン､､､ごめんね､､､。」
ナヨンに会いたい。
カーテンを開けると既にに太陽は登っていて、時計に目をやると8時半を差していた。
A「今日から､､､7日間､､､始まるんだ。」
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2022年10月26日 21時
