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ス「白鳥さん入りまーす。」
そんな声に合わせて、現場入り。
貴「よろしくお願いします」
スタッフさんの挨拶。
カメラの準備。
初めての空気に緊張していた。
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マネ「A。落ち着いて」
貴「はい…。」
落ち着きがないことを分かったのかマネージャーが声をかける。
でも、それがもっと緊張するんだよ…。
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私は数年に一度しかやらない事務所のオーディションに合格。
「期待の新人」というキャッチコピーを付けられた私。
何処でどう何が動いたのか分からないけど。
ドラマのヒロインをやらせていただくことになった。
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ス「北山さん入られます」
ガラッ…
振り返ると、ワゴン車から共演者。
北「よろしくお願いします。」
しっかりと頭を下げている。
パチパチパチ
「きゃああああっ」
エキストラの人はファンクラブの人がほとんどで目がハート。
私の時は拍手なんか起こらなかったのに。
格差を感じる…。
当たり前か。
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北「よろしく。白鳥さん」
私の前にきて右手を差し出す。
キラン。と効果音がなりそうな勢いのスーパースマイル。
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今をときめくアイドル。
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北「北山宏光です。」
手を握り返せば
目がふにゃっと細くなった。
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作者名:白雪りんご | 作成日時:2018年3月20日 19時