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大地「互いがチームメイトだって自覚するまで部活には一切参加させない。」
…ガラガラガラガラ
体育館の扉が占められ、2人は外へ追い出されてしまった…。
やっとのことで私は気持ちが落ち着いてきた。
それでもまだ龍の後ろのジャージをつかんでトコトコとついて歩く。
田中(…ノヤっさんがいたら絞められてたかもな…(ーー゛)
クイッと龍のジャージを引っ張る。
『かわいそう…』
龍を見上げていう。
田中「うっ、確かに可哀想だが…、これは俺にはどうしようもねぇからなぁ…汗」
体育館の扉の外から扉を叩く音と日向君の悲鳴が聞こえる。
日向「いっ、入れてくださいっ！バレーやらせてくださいっ！おっ、俺っ、影山ともちゃんと、なっ、…仲良くっ、なかよくしますからあぁぁぁ」
なんだか気の毒で扉の方を見つめてしまう。
菅原「いいのかよ。大地。貴重な部員だろ。ていうか’’チーム’’とかって徐々になってくもんだろぉ」
大地「わかってる！が!!」
大地さんがそういった途端、扉なの外からふたりの喧嘩する声が聞こえた。
菅原「……………」
タイミング悪いなぁと、思うもしょうがない。
うん、もう大地さんの怒ったとこは見たくないな、心の中で密かにそう思った。
大地「あんな状態で練習になるか。入部を拒否するわけじゃない。でも反省はしてもらう」
大地さんの言うこともわかる。繋ぎがバレーは命なのだ。
今の2人じゃきっといいプレーは出来ない。
影山「すみませんでした！」
影山「日向ともちゃんと協力します！部活に参加させてください！」
大地「本音は？」
数秒2人は見つめあったあと、本音をポロっと影山君が零す。
影山「…試合で今の日向と協力するくらいならレシーブもトスもスパイクも全でやれればって思います」
『ふっ。正直だなぁ…』
大地「はっはっはっ！何で本当に言っちゃうんだよ本音を！いいと思うよ！そういうの！でもさ、ボールを落としてもダメ。一人が続けて二度触るのもダメ…っていうバレボールでどうやって一人で戦うの？(にこっ」
大地さんはいい笑顔をした後にピシャーんと扉を閉めた。
…その後はいつも通りの練習が始まった…。
ちょっと可哀想だし、助けてあげたいけど、大地さんにはかなわないんです…。
それに大地さんの言いたいことも痛いほど分かるのだ…。
『…がんばって』
と、扉の外に向かってそっと私は呟いた…。
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名無し74604号(プロフ) - 終わりになっとるんですけど、この話はまだ終わりとちゃいますよね？？もしそうなんやったら更新楽しみにしてます！！ (2020年12月21日 16時) (
レス) id: 9040d6f9a2 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 緑川詩織さん» 嬉しいです！コメントとっても励みになります(>_<)更新頑張ります♪ (2017年11月1日 18時) (レス) id: c712f6a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
緑川詩織 - ソラさんの作品いつも見てます！これからも更新頑張って下さい！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2017年11月1日 14時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - ほろろさん» 感想ありがとうございます♪スガさんカッコイイですよね！これからもできるだけ絡ませていきますね♪ (2017年10月22日 12時) (レス) id: c712f6a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ほろろ(プロフ) - ソラさん» ストーリー12を読んで私が思ったこと（今さら）。菅さん！！妹じゃなくて貴方の彼女になりたい！！ (2017年10月22日 10時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2017年10月7日 15時
