story27 ページ29
そして、先生は少し言いにくそうに少し頭をかきながら言った。
先生「ただ…条件があってね…」
その言葉に皆が不思議そうな顔をする。
『…条件…？』
先生「…うん。”影山君をセッターとしてフルで出すこと”」
その言葉にみんなの顔が強張る…。
私も複雑な気持ちでスガさんを見た。
けれど…
田中「な！…なんスかそれ。烏野自体に興味はないけど影山だけはとりあえず警戒しておきたいってことですか。なんスかナメてんスかペロペロですか」
『(…ペロペロ…)』
龍は敵意むき出しの顔で険悪感丸出しだ。
それに先生も少し焦る。
先生「い…いやそういう嫌な感じじゃなくてね、えーと…」
先生がどうしたものかと焦っている時…
菅原「い…良いじゃないか。こんなチャンスそう無いだろ」
『…スガさん…』
これは私が意見してどうにかなることじゃないとわかっているのでただ黙って成り行きを見る…。
田中「良いんスかスガさん！烏野の正セッタースガさんじゃないスか！」
龍の意見ももっともだと思う。龍がそう叫ぶ気持ちもわかる。
私も少し不安に思う。
その時フワリと頭に手が乗った。
上を見ると…
『潔子、さん…』
潔子さんは優しく頭を撫でて大丈夫、と言ってくれた。
それに静かに頷いてもう一度私も前を見た…。
菅原「………俺は……俺は日向と影山のあの攻撃が4強相手にどのくらい通用するのか見てみたい」
影山.日向「！」
スガさんの顔はもう決意が固まったという顔で真っ直ぐ前を見据えているように思えた…。
龍は納得いっていなさそうだがスガさんの言葉にぎゅっと口を結んでいる。
大地さんはしっかりスガさんの顔を見て頷いた後、
大地「先生、詳細お願いします」
と言った。
先生もその言葉に頷いた。
先生「えーと…日程は…」
………………………＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「おつかれしたー」
「シター」
…部活が終わり、いつも通り潔子さんと挨拶をして別れた後、今日も肉まんでも買っていこうと思い、私は行きつけの坂の下商店へ向かった。
…ガラガラガラガラ
「らっしゃーい…ってAかよ…」
『うん。けいさん。肉まんちょーだい』
私が笑って言うとけいさんはまいど、と言って出来たてホヤホヤの温かい肉まんを出してくれた…。
支払いを済ませ、温かい肉まんを頬張った…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 374人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し74604号(プロフ) - 終わりになっとるんですけど、この話はまだ終わりとちゃいますよね？？もしそうなんやったら更新楽しみにしてます！！ (2020年12月21日 16時) (
レス) id: 9040d6f9a2 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 緑川詩織さん» 嬉しいです！コメントとっても励みになります(>_<)更新頑張ります♪ (2017年11月1日 18時) (レス) id: c712f6a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
緑川詩織 - ソラさんの作品いつも見てます！これからも更新頑張って下さい！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2017年11月1日 14時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - ほろろさん» 感想ありがとうございます♪スガさんカッコイイですよね！これからもできるだけ絡ませていきますね♪ (2017年10月22日 12時) (レス) id: c712f6a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ほろろ(プロフ) - ソラさん» ストーリー12を読んで私が思ったこと（今さら）。菅さん！！妹じゃなくて貴方の彼女になりたい！！ (2017年10月22日 10時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハル | 作成日時：2017年10月7日 15時
