story20 ページ22
影山「…いいか。打ち抜けないなら躱すぞ。お前のありったけの運動能力と反射神経で俺のトスを打て」
『おぉ？速攻、やるつもりかな…？』
いつもの調子が戻ってきたであろう影山君はまだ少し不安げなところはありながらも表情はさっきよりだいぶいいように思える。
咄嗟の速攻の説明で大丈夫なのかは少し不安だか、きっと試合の流れが変わる。
『(…わくわく)』
…………………………………
大地「なんか、A嬉しそうだな」
田中「うおっ！Aがイキイキしているっ‼」
菅原「日向と影山の調子が戻ってきたからだべー？」
3人はその様子を微笑ましく見ていた。
そして…
今一度全員がコートの中に入り、配置に着く。
ボッ
月島君のサーブは日向君がとった。
田中「ナイスレシーブ！」
そして、速攻にそなえて、日向君が右に移動している間に
ピッ
日向「ブアァ⁉」
…影山君がもうトスを出してしまっていた。
日向君が急いで走り、合わせようとするも、すかという効果音がつきそうなくらいだった…。
ボールは見事に空振り日向君たちのコートに落ちる。
『…ありゃりゃ。えと、どんまい〜、です…』
日向君は呆然とした顔だ。
日向「(…え…？こんなに速いの…？)」
そんな日向君を見た影山君は
影山「おい何してる！もっと速…」
影山「＿＿…………」
そこで何を思ったのか影山君は言葉を止めた。
月島「でたー。”王様のトス”！」
影山「チッ」
影山君が舌打ちしたのと同時に私も頬をぷくぅと膨らませていう。
『う〜、見てろよ〜………メガネ君め〜。日向君たちだって強いんだから〜…！』
菅原「うん。名前忘れたんだね」
『…………(ふいっ』
私はふいっとスガさんから顔を逸らした。
その後も何回か影山君がトスを上げ、日向君が打とうとするも、タイミングが合わず、空振りが続く。
私はチラリと隣でさっきから黙って日向君と影山君のプレーを見るスガさんを見る。
スガさんの特技…いや、武器はその鋭い観察力にもあると思う。
私はもう一度日向君たちに視線を戻すと前を見たまま言った。
『…スガさんの、すごいとこは観察力、だと思います。あ、もっといっぱい、いっぱいあります、けど…！その、自信、もってください…！』
なんとか言い終わると、隣からスガさんのおう、ありがとな。という声と共にいつものように優しく頭を撫でられた。
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名無し74604号(プロフ) - 終わりになっとるんですけど、この話はまだ終わりとちゃいますよね？？もしそうなんやったら更新楽しみにしてます！！ (2020年12月21日 16時) (
レス) id: 9040d6f9a2 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 緑川詩織さん» 嬉しいです！コメントとっても励みになります(>_<)更新頑張ります♪ (2017年11月1日 18時) (レス) id: c712f6a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
緑川詩織 - ソラさんの作品いつも見てます！これからも更新頑張って下さい！o(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2017年11月1日 14時) (レス) id: d308f73366 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - ほろろさん» 感想ありがとうございます♪スガさんカッコイイですよね！これからもできるだけ絡ませていきますね♪ (2017年10月22日 12時) (レス) id: c712f6a0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ほろろ(プロフ) - ソラさん» ストーリー12を読んで私が思ったこと（今さら）。菅さん！！妹じゃなくて貴方の彼女になりたい！！ (2017年10月22日 10時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2017年10月7日 15時
