双子とお姉ちゃん【沖田総悟】

第一話。 ページ2

〜Aサイド〜

私は、大きな真選組屯所の門を前にして立っている。
18年分の苦しみをあの人に全てを返す為に新しい私となってまた真選組に戻ってきたんだ。
この計画を失敗する訳にはいかないの…

〜ノーサイド〜

18年前…

あるところに夫婦がいた。

もうじき新しい家族が出来る、幸せな家族。

父「大きくなったな…どっちに似るかねぇ？」

母「そうですね…もう少しで会えますよ…赤ん坊に。名前。どうしますか？」

父「Aはどうだ？」

母「A…可愛らしいですね」


こんな幸せそうな夫婦に悲劇が起こるなんて誰が想像しただろう。この二人がこんなに楽しみにしている子供に会えないなんて…


7月8日

そんな夫婦の家に強盗が入った。

ガラガラ

父「どなたですk…ｸﾞﾊｯ」

？「チッ人がいるとは…金目になりそうな物は…ねぇな…」

赤ん坊の父は不運なことに妻が入院している病院へと向かおうとした時強盗に殺されてしまったのだ…ここが悲劇の始まりだ…

看護師「先生っ！！今、警察から連絡があって今から生まれてくるベビーのお父様が事件に巻き込まれて、もう……」

母「えぇ？！…そんな、そんな…」

先生「お母様！落ち着いて！看護師っ！！どうしてそんな事を大きい声で！！！！考えないのか？！今とても危険なんだぞ！」

看護師「すっ、すみません」

先生「あっ、出てきた！おめでとうございます！可愛い女の子が…って、お母様！お母様！酸素マスク！！」

母は看護師の不注意により興奮してしまいながらの出産の為に力を使い果たしてしまったのであった。


赤ん坊は生まれて間もなく一人になってしまった。



それを知った赤ん坊の父の親友である沖田家の当主であり総悟の父でもある人が預かることになった。

ミ「この子って？」

総悟父「あぁ。ミツバ。父さんの大切な友達の子供だ。理由が
あってこの家の子になる。総悟とこの子には言わないでくれ…」

ミ「はーい！この子のお名前は？」

総悟父「この子のお父さんから前に聞いたんだ。確かA……」

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