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少なくとも、ここにいては行けないんだと察した
フルコンさんとまおさんの何かをなんとかするべきなんだ、と
でも今はその二人のことをあまり考えない方が良いのかもしれない
なんとなく、そんな気がした
「まおの家から最寄りのコンビニ、まぁまぁ遠いんやなぁ」
「歩いて10分ですからねぇ…」
「いや、ほんま遠すぎるわ流石に。10分て。5分でなんとかせぇや」
towacoさんの家はすぐ近くにコンビニあるんだろうなぁと思いつついつも通りの日常会話をする
「Aさん、なんか飲む？」
コンビニで飲み物を選んでいるtowacoさんはいつも通りだった
いや、むしろいつも通りすぎて怖いのだ
「あ、お気遣いなく」
「そんなこと言わずに、なんにする？」
「じゃぁお茶で」
「はいよ」
飲み物やらお菓子やら少し買い、まおさんの家に向かう
沈黙が続く
考えることがたくさんあって頭の中がぐちゃぐちゃになる
整理したいのになぜか整理出来なくて
「どうしたらいいの…」
「ん？どないした？」
考えが整理できなさすぎて声に出てしまった
「あ、いや、なんでもないです」
「まだ気持ちの整理、ついてない？」
「え、いやあのその」
「めちゃくちゃ動揺してるやん」
「………」
「まぁ、しゃーないけど」
ははっ、とほくそ笑み買った飲み物をグビ、と飲む
この人は、不思議な人だ
私は見透かされているようで
私はこの人に隠し事はできないだろうなぁと改めて思った
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作者名：みかこ | 作成日時：2022年7月20日 20時
