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フルコンside
towacoに留守番を頼まれた
まおと2人で
これは多分towacoがまおと2人で話し合えと言う事や
数時間前、殴りそうになったから少し気まずい
しかしそんなこと言ってられないのでとりあえずまおに話しかけた
「まお？」
「…………」
返事はない
「あんさ、さっきはその…ごめんな」
「……何が？」
「いや、感情的になり過ぎたわ、殴りかかってすまんかった」
「あぁ、そっち」
そっち？
「え、なんか他にあった…？」
「まぁフルコンさんは分からないでしょうね」
「なに？それ」
「俺が、Aちゃんの事が好きで、なのに簡単にとられて」
「え、」
「俺の気持ちなんて、分からないだろうねって話してただけ」
「まおさ「いいよねフルコンさんは、好きな人と、Aちゃんと一緒になれて、付き合えるようになって。俺はさ、道化だよ、ピエロピエロ。手伝いたくなんてなかった。ただ口実作って会えるだけでも嬉しかった」
涙声のまおが
俺の知らないまおがいる
「俺はどうしたらいいわけ？Aちゃんに気持ち伝えれないままさ、フルコンさんのところに行くAちゃんを止められずにさ、どう答えればいいわけ？」
「それは、」
「ずるいよフルコンさんは」
「…すまん、」
「俺だって、Aちゃんと、付き合いたかった」
「まお…」
「Aちゃんに、好きって、気持ち伝えたかった」
「……」
「俺がフルコンさんなら良かったのに、フルコンさんになりたかった」
目の前で泣いている友人に
俺は、なんて答えれば、ええんや
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作者名：みかこ | 作成日時：2022年7月20日 20時
