71話 ページ30
♪♪〜♪♪〜
96「ユキちゃ〜ん、電話鳴ってるよ〜」
雪「あ、ありがと。誰だろう」
スマホに表示された名前を見ると、私はハッと息をのんだ。
雪「えっ...？」
96「ユキちゃん、どうしたん？」
雪「......ううん。とりあえず出るね」
何とか叫びそうになるのを抑えてリビングを出る。
信じられない。
もう1度画面を見ると、そこには「結弦」と書いてある。
5年前、祖父母のいる海外に引っ越した、5歳上の兄だ。
私は日本に住んでいたいと思っていたから、叔母と叔父、めい兄ちゃんの実家でお世話になっていた。
とりあえず、出よう。
ピッ
雪「......もしもし？」
結『.....雪音？』
雪「！うん、久しぶり」
久しぶりに聞く懐かしい声に、胸がギュッと締まった。
連絡を取るなんていつぶりだろう。結弦がデザイナーとしてテレビに出たのを見て驚いて、確認したのが最後かな。てことは、もう1年半くらい経ってるのか。
それに最後に連絡したのもチャットだったから、こうして声を聞くのも5年ぶりだ。
前よりずいぶん大人っぽくなってるけど、柔らかくて聞きやすい、懐かしい声だ。
結『久しぶり、元気？』
雪「うん。それより急にどうしたの？そっち真夜中じゃ...」
結『そのことなんだけどね、僕今日本にいるんだよね』
雪「あ、そうなの？旅行ってこと？」
結『ううん。今日から日本で暮らすんだよ』
雪「........へ？」
日本で、暮らす？結弦が？
結『それで、実はまだ住むとこ決まってなくて、少しの間だけ、雪音の家に泊まらせてほしいんだ』
雪「え、私の家に？それはいいけど、え、おばあちゃんとおじいちゃんは？」
結『もちろん許可はもらってる。仕事も日本でできるから』
雪「そ、そうなんだ...」
そういえば、仕事はほとんど家出してるって言ってたっけ。
雪「え、今どこにいるの？」
結『○○空港。さっき着いたところ』
雪「そうなんだ。えっと、私どうしたらいい？」
結『今日って家にいる？』
雪「う、うん」
結『じゃあ住所教えて。僕がそっち行くから』
雪「え、でも、荷物も多いでしょ？私が迎えに行くよ。車運転できるし」
結『そう？じゃあお願いするわ』
雪「うん。近くまで行ったら連絡するから」
結『分かった』
雪「じゃあね」
ピッ
96「ユキちゃん？どうかした？」
雪「くろ、ごめん。私急な用事が出来ちゃったから家出るね」
96「え、そうなの？じゃあわしは帰るね」
雪「ごめん....」
96「いいよいいよ」
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そると。 - 更新待ってます！帰ってきてくださいぃぃぃぃ！(´；Д；`) (2022年9月19日 8時) (
レス) @page41 id: 0d3043faf8 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2022年7月10日 22時) (レス) @page41 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
mikahaat(プロフ) - 氷琥さん» そうですね！アドバイスありがとうございます。 (2021年8月24日 22時) (レス) id: 75c5fcb2c6 (このIDを非表示/違反報告)
氷琥(プロフ) - mikahaatさん» すごく不思議に思ったので、訂正ありがとうございます。読み手側もおかしいなと思う文章がある時はあるので、メモに書いてから読み直すことをお勧めします。俺はそうしてます。 (2021年8月24日 22時) (レス) id: 6f56e674d0 (このIDを非表示/違反報告)
mikahaat(プロフ) - 氷琥さん» 小説を書いているというのに恥ずかしいです…。たった今訂正いたしました。変な文章になってしまい、申し訳ありません… (2021年8月24日 21時) (レス) id: 75c5fcb2c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スズ | 作成日時：2021年3月13日 13時
