結婚反対！！！！【御影玲王】

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すでに走り出している蒼央と1年生。









転倒した走者は急いで身体を起こし、パトンを繋げた。













みんなの顔が絶望に満ちていた。









しかし徐々にスピードが上がり、1年生を追い越した。











アンカーは2周走る。





残り1周。













『玲王がんばれ！！！！』








美波｢負けんな玲王ーーー！！！｣














玲王はどんどん加速し、




ついには蒼央を追い越し、そのままゴール。












Aのクラスの大逆転勝利となった。















『…………………あんなの、かっこよすぎるよ』












美波｢ちなみに喧嘩してるとこもみた｣












『ほんとにそろそろ潰す』











美波｢諦めんの？｣














『…………………諦めようかな。なんか、全然私と玲王って釣り合ってないし、まずなんで玲王が私の事好きなのかもわかんないし。』












美波｢…………｣













『私玲王のこと、なーんにも知らないや』












鼻の奥がツンとした。















美波｢Aがそう言うなら、私は次の恋に進むのを応援するよ！！！！！｣













『うわ、美波今それダメ、ほんと好き』








抱きつこうとすると











美波｢うわ鼻水つけんなきったね、私潔癖症なのかも｣













『やっぱ嫌い。』











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それからというものの、









サッカー部は試合があるため体育祭後1週間ほど部活漬けだった。






そのせいで玲王とはロクに話せず、







学校から帰っては一人でご飯を食べ、







朝は玲王が先に朝練に出ているため1人で登校する、というのが続いた。











そして10月10日放課後、サッカー部が全国優勝した事が知らされた。








そんな時。













蒼央｢Aちゃん、明日カラオケ行かない？｣











明日は玲王に返事をする日。




でも別にそんな時間とるわけじゃないし、土曜日だし。








『いいですよー！』












蒼央｢よし、じゃあ俺17:00まで部活あって風呂とか色々入りたいから、19:00待ち合わせでもいい？｣











『おっけーです！』













とは言ったものの、あまり気が進まないなと思いながら、家に着いた。



















久々に見る玲王の姿がそこにあった。

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