探偵社 ページ5
ここか…。
探偵社は…4階にあるらしい。
?「あのー」
貴「…?」
?「探偵社に何か御用ですか?」
貴「…コクン」
敦「あ、僕は中島敦って言います。探偵社員です。」
声…出せるかな…?
貴「…私の名前…神李逵凛桜。福沢諭吉さんっていう人を訪ねてきた。」
出せた。
敦さんは驚いた顔をした。
敦「社長にですか?」
貴「福沢諭吉さんって社長なんですか?」
敦「はい。あ、じゃあ案内しますね。ついてきてください。」
貴「…はい。」
なんだか分からないことだらけだ…。
〜4階にて〜
敦「着きました。どうぞ」
貴「ありがとうございます。」
?「おい。敦その少女は誰だ?」
眼鏡をかけた仕事に厳しそうな人が敦さんに話しかけながらこちらに歩いてきた。
敦「あ、国木田さんお疲れ様です。」
敦「この子は神李逵凛桜さん。社長に会いたいそうです。」
国木田さん?「社長に?どうゆう事だ。」
貴「…私の父と母が何か困った事があったら、福沢諭吉さんと言う人を訪ねなさいと言われたので。」
?「おお!なんと愛らしい!お嬢さん私と心中しないか?」
誰?というか初対面の人に心中しない?って言われたの初めてなんですが…
国木田さん?「おい!太宰!やめろ!」
この人は太宰さんというらしい。
太宰さん?「敦くん、彼女は何を依頼しに?そして彼女の名は?」
敦「この子は社長に会いたいそうです。彼女の名は神李逵凛桜さんだそうです。」
太宰さん?「社長にか、今社長室に居るんじゃないかな?」
治「おっと!自己紹介が遅れたね。私は太宰治。よろしく凛桜ちゃん。」
独「俺も自己紹介が遅れたな。俺は国木田独歩。よろしく。」
貴「…よろしくお願いします。」
ガチャッ
?「騒がしいぞ。」
独「!社長!」
社長…?じゃああの人が…
貴「あ、あの…!」
?「ん?」
貴「福沢諭吉…さんですか?」
諭「ああ、如何にも。私が福沢諭吉だが。」
貴「あの、神李逵紗奈と神李逵縁哉を知っていますか?」
諭「!娘、2人に会ったのか?」
貴「あ、私は2人の子どもで神李逵凛桜って言います。困った事があったら、福沢諭吉さんを訪ねなさいと言われたので。」
諭「そうか…。2人は息災か?」
息災…って確か元気かとかっていう意味だった。
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作者名:カナリス・ミカエラ | 作成日時:2017年2月25日 18時