半同棲生活 ページ47
モ「近いうちにさ…一緒に住まない…？」
モトキがそんなことを言った。
私はモトキの上から退くと座りモトキを見た。
モ「少し前からさ、考えてたんだけど。その方が、一緒にいることが出来るし…」
A「でも…たまにモトキの家でも撮影したりするでしょ？」
私と一緒に住むとそれが出来なくなるよ、と伝えるとそこはシルクに相談する、と言った。
A「一緒に住むんじゃなくて、ほら週末婚みたいな感じで、週の半分くらいを私の部屋で過ごすってのはどうかな？」
そしたら、モトキの部屋はそのまま仕事で使うこともできるし、仕事に集中したい時とかは部屋に帰ればいいでしょ？と提案してみた。
モ「たしかに…その方がいいのかな。」
A「ちょっと待ってね。」
起き上がるとリビングの棚の小箱から鍵を一本取り出した。
A「これ、うちの鍵のスペアキーなんだけど。モトキに渡しておくね。いつでも好きな時に使って。」
モ「いいの？」
A「うん。本当はもう少し早くに渡す予定だったんだけどね。」
なかなか予定合わなくてさ、と苦笑いすると、モトキもそうだね、と苦笑いした。
モ「ありがとう。めちゃくちゃ嬉しいよ」
モトキは自分のバッグからキーケースを出すと、私の家の鍵をその中へしまった。
モ「使う使わないは別として、俺の部屋の鍵も今度渡すね。」
A「ありがとう」
二人で笑い合うとモトキが、こっちおいでと手を差し出した。
近づくと抱きしめられる。
モ「あ、明日のアスレチックだけど、朝シルクの家に集合だから一緒に行こうよ。」
A「あ、もう明日か。楽しみなんだよね。みんなのこと撮れるのすごく嬉しいし、写真の腕も磨けるから一緒にいけるのすごく幸せなんだよね」
カメラの準備後でしておこう、と考えていた時だ。
モ「明日の写真撮影さ、俺もやってみたい。」
A「え？珍しいね。いいよ、明日カメラ貸してあげる。」
モ「やった！あとさ…そのうち一緒に撮影しに行ったりしよう？」
珍しいこともあるもんだ、と考えていた。
(のちに、写真撮影にマサイと行くことに嫉妬していたと知ったが…)
モ「あ、そうだ。今日仕事終わったらさ、こっち帰ってきていい？」
A「泊まるの？いいよ。嬉しい。」
鍵、使ってね、と伝えればモトキは嬉しそうに笑った。
撮影の時間に間に合うように準備をして、モトキを見送ることにした。
A「いってらっしゃい」
モ「行ってきます。」
触れるだけのキスをし、見送った。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
