ココロの葛藤 ページ35
マサイside
アスレチックの日気付いた事があった。
モトキとAちゃんが付き合っていると言うことに。
正直、羨ましい気持ちと、二人には幸せになって欲しい気持ちとが心の中で入り混じった。
複雑だ。
彼女が本当に好きだし、奪えるものなら奪いたいとすら思う。
しかし、モトキと気まずい雰囲気にはなりたくないのも本音だ。
それに、彼女の幸せを壊すわけにはいかない。
諦めるべきなんだろうか…
自分の気持ちを彼女に伝えてはいる。だけど、そこから何か進展するようなことはないだろう。
モトキを見ると、複雑な気分になるため撮影に参加したくない…とすら思ってしまう。
マ「シルク…ちょっといいか？」
シ「んー？どした？マサイ」
自宅のリビングで編集をしていたシルクに声をかけた。
深刻そうな俺の雰囲気を察したのか、シルクは手を止めて俺をみてくる。
正直な気持ちを吐いた。
シルクは何も言わずに俺の話を聞いてくれた。
そして、答えた。
ー俺に言えるのは、俺や他の誰かが諦めろと言ったら諦めるのか？
その程度の気持ちなら初めから本気で好きなわけじゃないと思う。
俺がお前の立場なら、もう一度しっかりと気持ちを伝えて、答えを聞く。
そうじゃなきゃ、俺なら諦めきれねぇ。
まぁ、あくまで俺の考えだから、行動するかどうかはマサイ次第なんじゃねぇの？ー
その通りだと思った。
他の人に諦めろと言われて、俺が諦められるのか？と考えた。彼女と一緒にいたいし、一緒に笑いたい。
告白はしたが、彼女からの回答をしっかりと聞いたわけじゃなかった。
マ「シルク、ありがとな？俺もう一度告白する。」
シ「おう。行ってこい。帰ってきたら失恋パーティ開いてやるよww」
振られるの前提かよ！と笑った。
シルクも笑って俺を見る。
わかってる。
勝ち目がないことくらい。
でも、最後の悪あがきくらいしてもいいんじゃねぇか？と思った。
彼女から、しっかりと答えを聞こう。
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A
伝えたいことがあるんだけど
会える日、ない？
マサイ
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メールを打って、そして送信した。
彼女からの返事を待つ。
意外と早くに返事はきた。
明日なら時間があるとのこと。
俺は時間と待ち合わせ場所を伝えて携帯をしまった。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
