No.2 ページ4
『荒城…？助けて…誰かに閉じ込められたの…！』
どうやら私はこの時、
正常な判断が出来なかったようだ。
何故、荒城に部屋の鍵が開けれた？
何故、タイミングよく此処に来た？
冷静に考えたら分かる事なのに、
この時の私は考えられなかった。
「助けて？可笑しな事を言うんですね。」
荒城は扉を閉めて、壁に寄りかかり話し出す。
『え…？』
「A、まだ気付かないんですか？僕が君を閉じ込めたんですよ。」
『荒城……？』
「そうそう、僕が好きなのはその絶望にまみれた顔なんです。」
荒城は微笑んで恍惚とした表情で、
何処か遠くを見る。
『ねぇ…荒城…どうしたの……？』
声が掠れて上手く出てこない。
「どうしたもこうしたも無いですよ。やっと…本当にやっとです！君が僕の物になったんですから！」
荒城がゆっくりと詰めよって来る。
後ろに下がって行くと、
あったのは壁という名の絶望。
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香夜久 - 妖狐 冥凜さん» こんにちは。小説読ませていただきました！久々にヤンデレ読んだので、とても新鮮に思えました。続き、楽しみにしています。 (2017年6月21日 18時) (
レス) id: 69b066eefc (このIDを非表示/違反報告)
苦虫 - ヤンデレ愛してます。いいですよね！！作者様々です。 (2017年3月17日 20時) (レス) id: 4010046b4c (このIDを非表示/違反報告)
侑貴 - めっちゃ面白い。更新凄い楽しみです (2017年3月16日 0時) (レス) id: 09b0973850 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 冥凜(プロフ) - 柚葉さん» ご指摘ありがとうございまする！とても助かりました！ (2017年2月27日 17時) (レス) id: 6f5151e260 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉 - とても読みやすかったのですが、一つ気になったことが…エピローグは終章を意味します。始章を意味するのであれば、プロローグですよ (2017年2月27日 17時) (レス) id: baa440c4aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妖狐 冥凜 | 作成日時：2016年11月13日 16時
