救いの両手を差し伸べられるなら。２

救いの両手３０ ページ7

今日は珍しく非番だった。


何時もは書類整理やら何やら仕事があるのに。


私が休んでよいのだろうか………？


まあ、いいか。


マフィアの建物内を適当に歩いていると、金髪美女が此方に歩いて来た。


一葉さんだ。

最近お友達になった樋口一葉さん。

ご、五千円札、と一瞬思ってしまったが、其処はスルーして頂きたい。


一葉さんは一言で云うと………


うん。超美人。

正直ポートマフィアのヒロインはこの人だと思っている。

だって立原君とか一葉さんの事許り見ていて、此方がむず痒い思いをする位。

そして芥川君への忠誠心。


正直惚れる。一葉さんまじイケメン。



と、一葉さんが如何に美人かを語っていると夜も明けてしまうので一旦句切る。


「あ、Aさんじゃないですか。こんにちは、今日は非番で？」

『あ、はい。非番だと云う事をつい先刻伝えられて………正直暇です』

悲しいかな、誰も話し相手が居ないのだ。


中原さんは何時の間にか居なくなっていたし。

「ああ、それなら午後から私と買物に行きませんか？女子会しましょう女子会！」

一葉さんからの舞い上がって仕舞う様な誘いを聞いて、断る輩が居るのなら其奴は私が地に埋める…おっとｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ


『はいっ、女子会是非しましょう！』



駅前の喫茶店で待ち合わせ、と約束し、其々違う方向に足を運んだ。

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