少々意地悪警報【孤爪研磨】

特別警報7 ページ27

はい。今日がもう終わろうとしています。


今日は捜査チームのグループラインを作っただけで、それっぽいことは終了。


放課後特に残るとかはなかった。


学校では、一切研磨と喋らなかった。英語の授業で回ってきた時、他の人と一切変わらない話をしただけだ。


普段は怒られる授業中のおしゃべりも一切しなかった。


研磨自体見ていないので、どんな顔をしてたのかは分からない。


分かる気もないしいいんだけど。


で、今日はみのりちゃんからメッセージがきた。


連絡先交換してから初メッセージが、心配メッセージとは……。




『今日捜査チームの三人で集まったんだけどね、孤爪くんずっと心ここに在らずだったよ』


『二人とも、絶対何かあったでしょう』


『私は何か言える立場じゃないんだけど、相談にいつでも乗るからね』


『なんかあったらすぐ言ってね！女子しか分からないことも私ならきっと話聞けるから！』




……みのりちゃぁあああん！


なんて優しい癒し系なんだ！今日ずっと溜まりに溜まったストレスがふっとんだよ！




『ありがとう！みのりちゃん……！』


『今のところは大丈夫。特に問題はないよ』


『お言葉に甘えて、何かあったらすぐに言うね』




そう送ると、可愛らしいクマが「オッケー」と丸を作っているスタンプが送られてきた。


少し心が軽くなったので、うとうとと眠気が襲ってきた。


歯を磨いて寝ようかな、と立ち上がったそのとき。


ピロン。




『明日の土曜日はバレー部が午前練なので、お昼食べてから14時、学校の近くのモール集合』





まさかの冬馬くんからの招集命令が発令されました。

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