ゆらり、くらり、恋心。 4 〜鈴木達央〜

sweet sweet days * 136 ページ45

Aside




それから祐ちゃんと一緒にグッツを買ったりして、会場の時間まで待っていた。




自分のデザインしたグッツがこうして並んでいると少し嬉しくなって、思ってた以上に買ってしまった。



まぁ、後悔はしていないんだけど。



祐ちゃんはさすがに学生なので多くは買ってなかったんだけど、私のデザインしたストラップを買ってくれていて、さっそくバックに付けてた。




祐「あ、このストラップ裏に何か書いてある....。」



A「え...。」




祐「ほら、ここになんだろうT......。」




A「T....。」



私のイニシャル.....。




あ、なんかこれヨークさんがやったな。



そんな気がする。



たつさんじゃなくて....。



あ、そうだ！！




A「祐ちゃん、あのこれ使う？」




私が祐ちゃんに差し出したのは、達央さんから....、もらったチケット。




祐ちゃんにだったら使ってもらいたいって思った。


私は、使う勇気無いしな。




祐「え、これって....。チケット.....、しかも凄い前だ！！」



A「良かったら、使ってほしいな。もらったんだけど、私は使えないから。」




祐「......、でもこれ、Aさんにって渡されたものなんですよね。だったら、私いいです。」




A「本当？」




祐「はい、私Aさんの隣でライブ見ますね！」



A「そっか、それならこれは取っておくね。」




祐「あ、Aさんもうすぐ開場ですよ、行きましょう！！」




祐ちゃんに腕をひかれながら会場に向かった。

sweet sweet days * 137→←sweet sweet days * 135

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す