ゆらり、くらり、恋心。 〜鈴木達央〜

sweet sweet days * 26 ページ30

達央side






テーブルに上には味噌汁にご飯、おかずは玉ねぎのオムレツ。




全部、手の込んである料理...。





A「じゃぁ、食べましょうか。」





彼女が手を合わせたので俺も自然と同じ動作をとる。





昨日もそうだったんだけど、食べるのに手を合わせるご飯を食べるのなんて久しぶりだった。




味噌汁を一口すすると....。





鈴「美味い............。」





じんわりと温かさが体に伝わる。




手作りの味噌汁だなんて最後に飲んだのはいつなんだろう。




インスタントは時々飲むが、やっぱりインスタントはインスタントだ。




A「お口に合いますか？」





鈴「あぁ、久しぶりにちゃんとした朝ごはん食った感じ。」






オムレツも玉ねぎの甘さと少量かけられた塩コショウが凄くあっている。




うん、Aって信長以上に料理上手だな。





A「なら、よかったです。」





そして、最後にはこうして笑ってくれる。





鈴「なぁ。」





少し、いやだいぶ図々しいが...。




鈴「また、Aの飯食ってもいいか？」




A「私でよかったらいつでもご飯作りますよ。」





鈴「マジで、嬉しい。」




ってことでちゃっかりAの連絡先をゲットしたりして。





鈴「やっとこれでAの連絡先が聞けた。」




あの時は俺が教えただけだったからな。





A「あ、できたら連絡してくださいね！！用意とかしたいんで。」






鈴「じゃぁ、楽しみにしてる。」





そう言って今日は別れた。





さぁ、これから仕事だ。




昨日は色々なAのことが知れた、次はどんなAが知れるのかな。

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