運動会の巻 ページ29
運動会の日がやってきた。
生徒たちだけでなく、親たちも一緒になり運動会はとても盛り上がっていた。
Aも教室の仲間とともに運動会を楽しんでいた。
フォークダンスも終わり、3年生の種目残りは学級対抗リレーとなった。
綱引きの時に足を怪我してしまった小長谷さんの代わりにまる子が走ることになった。
しかし、まる子の姿が見当たらない。
Aはたまちゃんとどうしたのだろうと話していると慌てたまる子がふたりを呼んで草陰に来た。
どうやら、ブルマのゴムが切れて今にもずり落ちそうらしい。
ブルマを取り替えてと言われたがさすがに2人とも戸惑う。
しかし、Aが頼んだからと思い、覚悟を決めて交換しようと思っていたが、たまちゃんの父親が来たためそれも出来なかった。
たまちゃんが自分の髪を止めているゴムをはずし、まる子のブルマの両側をむすび、まる子は招集に行った。
リレーはスタートダッシュは失敗したものの杉山くんが頑張り1位に踊り出た。
そのままリレーはつながり次はまる子の番だ。
Aとたまえはがんばって応援する。
しかし、その応援も虚しく、走り出したまる子のブルマを結んでいたゴムが取れて、ブルマを押さえながら走るまる子。
ブルマに気を取られ途中で転けて抜かれてしまった。まる子もがんばってリレーを繋げ、アンカーの大野くんも頑張ったが最下位だった。
運動会は終わり、片付けをしているとリレーでこけたまる子を男子たちが責めていた。
Aとたまちゃんが止めるが男子たちは気にしない。
「ていうか、元々白石が出るはずだっただろ!
白石がでてれば、こんなことならなかったんじゃねえか?お前のせいでもあるよな。」
という男子の言葉にAは落ち込む。
「おい!お前らすぎたこといつまでも言ってるなよ。」
「なんだよ。杉山!お前は悔しくねえのかよ!」
「悔しいけど、さくらだってわざとやった訳じゃないだろ!」
「そうだ!だいいち走ってないお前たちが言うな!」
と大野くんが言うと、まる子をバカにしていた男子たちは黙って別の場所に行ってしまった。
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のあ(プロフ) - なーさんさん» 初めまして!大丈夫ですよ。楽しんでいただけているようでこちらとしてもとても嬉しいです。これからも楽しんでもらえるよう頑張って更新していきます。 (2019年9月2日 22時) (レス) id: 271fdd52f0 (このIDを非表示/違反報告)
なーさん(プロフ) - すみません!さっきの名前変換なのですが勘違いだったようです!いきなり変なことを言ってしまいすみませんでした! (2019年9月1日 19時) (レス) id: cfb64dcd71 (このIDを非表示/違反報告)
なーさん(プロフ) - はじめまして!この小説面白いですね!質問なのですが、こちらは名前固定ですか?もし変換できるのなら変換機能有にして頂きたいです!更新頑張って下さい! (2019年9月1日 19時) (レス) id: cfb64dcd71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のあ | 作成日時:2019年8月27日 18時